風邪はひいたまま添い寝する

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赤ちゃんって、どの程度免疫力があるのか、
心配しながらも、かわいくてしょうがないから、
ついつい頬ずりなんかして、風邪のことを忘れます。
そうでなくても、妻一人では煮詰まってしまうので、
授乳以外のことは僕もやっていますから、夜寝る時も、
妻がゆっくり寝たい時は、僕が姫の添い寝をします。

四六時中赤ん坊と一緒にいたら、自立心を失わせるとか、
批判的に言う人もいますが、反対に安心感の方が大切だとか、
様々な態度があって、決まった定説というものはなさそうです。
それならともかく、5歳までは神からの預かりものとして、
目一杯大切に、一緒に楽しく暮らす方がいいだろう、
そう考えるから、片時も離れずに暮らそうと思うのです。

そうすると、お互いのコミュニケーションも取れてきて、
特に妻と姫の遣り取りを見ていれば、言葉は通じなくても、
お互いの意志の疎通は、取れているように見えるから不思議。
僕もそれにあやかって、自分勝手に話しかけていると、
姫はそれなりに、間違わずに反応してくれたりするのです。
と言っても、僕らの都合のいいようにばかりは反応せず、
かなり反抗的なしぐさもあるし、顔つきもふてぶてしくなる。

それでもお互いの信頼は、しっかりと出来てきて、
僕らが困った時には、姫も渋々ながら協力してくれるし、
ふてくされた顔をしながらも、我慢してくれることもある。
親子の関係って、こいつがダメなら他のヤツで、
ってわけにはいかないから、面白さもありそうに思う。
どうにもならない困った親でも、子は親しか頼れないから、
適当な所で許しながら、お互いの絆を育てているのです。

とまあ難しいことはおいて、姫の顔を見ているだけで、
何でも許せる気がするし、寝不足で疲れていても何のその、
姫がぐっすり寝てくれるなら、何時間でも腕枕しています。
もちろんあとで痛くなったりしますが、それも生きている証で、
神がいるなら感謝こそすれ、いやなこととも思えません。
最初の頃はそれでも、風邪を移しちゃいけないと思うから、
マスクをして、近づきすぎないようにしていましたが・・・

考えてみれば日本の子育ては、親がベタベタにやってきて、
昔からずっと、好きなだけ甘やかして育ててきたのです。
その意味では、親が病気の時もべったりだったでしょうから、
それでも親子が生き延びる、特別な免疫があるのかも知れない。
とまあ都合のいいことを考えながら、昨日も姫にべったり、
添い寝を楽しんで、風邪引きの夜をなぐさめたのです。