寒波による大雪予報

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毎年大寒を過ぎて、節分までの2週間が、
その年で最も寒くて、厳しい季節になります。
今年は今がその時期になりますが、予報によれば、
今日から一週間、-40度を下回る寒波が来て、
北陸地方は厳しい寒さになる、と見られています。

週間天気予報を見ても、31日(木)までは、
ずっと雪マークで、朝晩は氷点下を下回る予報です。
ドカ雪”なんて言葉があるように、一旦降り始めたら、
一晩で数十㎝の雪も、珍しくはない地方ですから、
一週間晴れ間なく降り続く雪は、やっぱり恐いのです。

庭の雪も屋根雪も、このところの暖かさで消えており、
松のミドリは、春先のように活き活きとしていましたが、
今日はさっそく降りだした雪で、白い雪化粧をしています。
最初のうちは、緑と白のコントラストが美しいのですが、
やがて白一色しか見えなくなると、本格的な大雪になります。

今のようにしっかりした家がない時代にも、大勢の人々が、
この北陸地方にも暮らしていたはずで、それを思えば、
現代ではさほど脅威でもないかも知れませんが、油断は大敵。
自然災害というのは、何が起きるかわからないもので、
人間は謙虚に、それを受け止めるしかありません。

僕の父母はすでに亡くなっていますし、兄弟は皆東京で、
我が家には妻と、新しく産まれた子と三人暮らし。
だけど人間は社会性の生き物ですから、隣近所があり、
さらには町内や市町村内に、人々の助け合いがありますので、
けっして一人で生きているわけではないし、絆があります。

福島の双葉町のように、人間の欲によって町が崩壊し、
移転するに移転できず、戻るにも戻れない状況になれば、
悲惨な事態に追い込まれる人も、きっと多いと推察できます。
そんな双葉町で、議会で不信任案を可決された井戸川町長が、
辞職するに当たって残された、お別れの文書が心を打ちます。

降りだした雪の冷たさが、緑の松を覆い尽くす時、
僕らは言いしれぬ寒さを予感し、身をすくめて堪え忍ぶ。
そのとき僕らは、どのように絆を持ち続けられるのか、
降り出した時には準備が出来ていないと、何も出来ない。
個人は、家族は、町内は、自治体は、どうなのか・・・