2013年

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手作りの門松と自家製玄米の鏡餅
 
新年明けまして、おめでとうございます。
昨年はまた、世界が終わるような予言もあり、
実際の政治経済の社会でも、混乱が極まり、
原発やTPPなど、不穏な空気も広がって、
なにやら不安な、一年だったようにも思います。

だけど考えてみれば、そのように不穏な中で、
日々の暮らしを、確実に自分のものにする、
新しい動きも、世界中に広まったわけですから、
これがバランス、と言うものかも知れません。
私たちはこれからも、様々なバランスを持って、
自らの生き方を、決めていくしかないのでしょう。

どのように生きればいいか、自分で考える時、
僕にとって大切な教えは、今もイリイチなのです。
インターネットの普及により、世界中の情報が、
いつでも瞬時に、手にはいるようになりましたが、
そうした情報の信頼性は、時に人間的ではなく、
むしろ人間の五感を軽視する、幻想となってしまう。

ひとたび幻想に惑わされるなら、幻想は操られ、
操る人の意志にしたがって、人々も容易に操られる。
この事実を認識して、常に人間としての五感を忘れず、
五感と手足を使った作業で、ものごとを判断し、
行動を積み重ねていけば、大きな間違いはしないで、
適切な生き方を、身につけられると思うのです。

どんなに予測のつかないことも、五感によって認知し、
五体を使って動くことで、生活を賄って行くことで、
人は自ずと自然に近しく、間違いのない道を歩けると、
イリイチは教えてくれているように、思うのです。
そして具体的な生き方として、例えば自然農があり、
僕はこれを学びながら、日々を暮らしていけるのです。

今年がどんな年になるのか、わかりませんが、
まもなく僕たちには、新しい生命が産まれてきます。
この子をどのように育てるかで、社会は作られ、
新しい時代の姿が、見えてくるのではないか。
新春の初めに、そんなことを考えました。
 
今年もよろしく、お願いいたします。m(_ _)m