第３勢力の行方

 

衆議院が解散されて、日本は選挙モードですが、
果たして選択肢は、どうなっているのでしょうか？
政権党であった民主党は、ほとんど空中分解ですし、
二大政党制を目指した自民党も、憲法改正を唱え、
なにやら右翼化して、危なっかしくなっている上に、
危険な経済政策を打ち出して、あられもない。

そこで誰しもが、民主自民に変わる勢力を求め、
第三勢力、あるいは第三極を求めているわけですが、
その実体は、いったいどんな状態なのでしょうか？
マスコミを一番賑わせている、石原・橋下維新の会は、
石原さんが憲法を破棄して、軍隊を持とうとする、
いわばクーデターのような、極右政権を目指しており、
これは危険なので、なんとか止めていただきたい。

そこで他の新勢力を見てみると、次に目立つのが、
減税日本の河村さんと、反ＴＰＰ・脱原発の亀井さんが、
同じ「脱原発・反ＴＰＰ・消費増税凍結」を謳った勢力で、
これは実にわかりやすいのですが、力不足の感がある。
その点「みんなの党」は、前回選挙で急成長しているし、
今度の衆議院選挙で、どの程度頑張れるかが見所です。
そしてもう一つ忘れちゃ行けないのが、民主党から出た、
小沢さんの「生活が一番」の一大勢力と言えるでしょうか。

小沢さんは、お金にまみれの汚れたイメージがありますが、
これは政治的な勢力による、落とし込められたもので、
本当にそれほど汚れた人物とは、思われない節もあります。
だとすれば、すでに「脱原発・消費増税廃止」を謳っている、
この党は、渡辺さんや河村さんと合流しやすいのですから、
「脱原発・反ＴＰＰ・消費増税廃止」で結託できれば、
ムードだけの石原・橋下勢力よりも、強くなれるでしょう。

可能であれば、社民党なども合流して選挙協力をすれば、
「民主自民の旧勢力」vs「石原・橋下極右勢力」に力で対峙できる、
「渡辺・小沢・河村・亀井・福島連合」も、夢ではないでしょう。
とは言うものの、こうした人たちには政治活動の歴史があるので、
なかなか自由に動けないから、バラバラのままに行きそうです。
こうした勢力を結びつける、何かが欠けているのでしょうか・・・