いよいよ南砺市議会選挙です!

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南砺市議会選挙・立候補者(クリックすると大きくなります) 
 
8町村が合併して出来た南砺市で、定員削減後初めての、
全市を一選挙区にした市議会議員選挙が、いよいよ始まりました。
今までのように、狭い地元地域の代表を選ぶ選挙とは違って、
広大な南砺市全体の将来を担う、24人の議員を選ぶ選挙です。
こうして顔ぶれを見ても、多士済々で様々な人が出ており、
新人も4人を含む25人が立候補して、落ちるのは一人です。

いろいろ票読みはされていますが、選挙区が一つになったことで、
誰も確かな票読みは出来なくなっており、誰が落ちるかわかりません。
立候補者は皆さん真剣で、昨日は受付時間前に25人がそろい、
その日の内に、選挙用の掲示板にはポスターが全部揃っていました。
今朝は選挙活動が出来る8時半に、もうマイクの声が届いていて、
これから一週間に渡り、皆さん真剣な選挙活動が続くでしょう。

狭い地域の代表ではなく、南砺市全体のことを考えて行動できる、
新しいタイプの市議会議員が、望まれるところだと思いますが、
実際にはなかなかそうはいかないのも、現実だろうと推測できます。
その最大の理由は、身近な人以外は立候補した人が何者かわからなくて、
どうしても自分の地域の見知った人を、選んでしまうことでしょう。
したがって選挙地盤の大きさから、ある程度の予想は出来ますが、
それだけで決まらないのが、選挙の面白いところでもある。

残念なのは、市民活動を一緒にやってきた議員の二人がリタイアし、
今回は立候補されていないので、新人に期待するしかありません。
4人の新人の内一人は、市民活動に積極的な人なので期待できますが、
この人が当選するかどうかも、蓋を開けてみないとわからないのです。
投票日は28日の日曜日で、僕らはその後に当選者に接触し、
少しでも多くの議員に、市民活動への参加と支援を促していきますが、
春の「まちづくり条例」成立の過程を見れば、難しい面もあります。

南砺市の市議会議員は、まだまだ古い体質が根強くあって、
旧態然とした会派の人たちは、自分でものごとを判断できず、
会派の判断には、自分の意見を言うこともままならないようです。
これでは何のために投票したのか、疑問に思うこともあります。
それに比べれば、新会派を結成した人たちはいつも崖っぷちながら、
真剣に市政を考えているようで、市民活動との連携も強いのです。

僕個人としては、何でも大きなものに巻かれる人よりも、
常に自分の意見を持って、良かれと信じることを実行できる人に、
議員になってもらいたいし、多くの市民もそう考えると信じています。
だからこそ問題は、立候補した人が何者かわからないことで、
それはもしかすれば、普段から何もしていない証かも知れません。
南砺市が一つの選挙区なら、南砺市の視点で何かする人が欲しいのです。