10月の市議会選挙

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南砺市内選挙活動・参考資料
 
南砺市では選挙改革が行われ、次回の選挙からは定数が30人→24人に減って、
それも以前は8つの旧町村が選挙区だったのが、1つの選挙区に変わります。
これによって、今までは地元の代表的要素が強かった議員の様子が変わり、
新しい南砺市の将来や政策をどうするかを考える、公約で選ぶ選挙になるでしょう。
この新時代の選挙が、いよいよ来月10月の21日に告示、28日が投票日です。

と言うのが選挙改革の大切なポイントですが、その実はどうかと言えば、
立候補を予定している人たちは、ほとんどが選挙基盤のある人たちですから、
まずは地元の有力者とつるむか、町内会の関係で連帯しているように見えます。
でもって選挙公約はと言えば、相変わらずの玉虫色で何をしたいのかわからないし、
今まで何もしなかった人が、急に何か出来るとも思えないから困ります。

今回は特に、南砺市にまちづくり条例が作られた過程において発覚した、
実はまちづくり基本条例など作りたくなかった会派の人たちが、大勢いるので、
この人たちがどうなるのか、あるいはまちづくり条例がどうなっていくのか?
気になるところですが、そうした話題はほとんど市井では聞かれません。
聞こえてくるのは、どこどこの地盤は誰それが押さえているから動かないとか、
新しく立候補する誰それは、どこどこの地盤を受け継いでいると言った話ばかりです。

政策はどうなっているのか、なんて話は若い人たちまで聞こえてきませんし、
市民活動に熱心だった人が、街角に立って市政の疑問を訴えてみても、
あまり聞く人もいないし、内容まで理解する人などほとんどいなさそうです。
もしかしたら相変わらず、地元をよくしてくれるのは地元出身の議員!とばかり、
少しでも自分の近くから議員を出したい、そんな選挙でしかないのでしょうか?
田中市長の下で進めた、地元のことは自治振興会が担うからと決めて、
議会は南砺市全体のことを、幅広く考えて議論する場にしたいとの思いはどうなるのか?

同じ日に市長選挙もありますが、市長の方は再選されるとみられる中で、
議会がどうなるかによっては、市政の改革は思い通りに進まないことになります。
市長は改革的な人を選んでも、議員は何もしない“おらが在所の人”なのでは、
改革など進むはずもないし、これからも無駄な予算が使われて行くしかなさそうです。
とは言えまだまだ、来月21日の選挙告示までには間がありますから、
これからでも遅くはないので、未来に向けて選挙公約できる若い人に立候補して欲しい。

そして立候補した人を選ぶ時は、今までのような古い地元感覚ではなく、
その人がどんな公約を持って、何をしようとしている人なのかをちゃんと見極めて、
さらには人間的に見て、きちんと仕事が出来る人かどうか考えて投票したい。
こんな当たり前のことが、まだまだ田舎では考えない人が多そうだから、
僕はあえて“投票に行こう!”だけではなく、選挙民みんなが南砺市の将来を、
この選挙の時だからこそ、一度真剣に考えて投票行動をして欲しいと思うのです。

今回からは選挙費用の多くが公費で賄われるようになりますから、若い人も大丈夫、
9月28日の立候補予定者事務説明会には、多くの“志”ある人が集まりますように!