となみ野フェス2012

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となみ青年会議所主催の、となみ野フェス2012が、
井波綜合文化センターで行われたので、行ってきました。
と言っても、午前9時半オープンで夕方17時半まで、
8時間もの長丁場に、18ものイベントがあって、
その中には、子ども向けの教室や青少年育成プログラム、
フリーマーケットや飲食ブースまで、多彩な催しです。

広々とした会場では、屋外でテントや屋台車が連なり、
いろんな食べ物や、フリーマーケットが行われていました。
屋内ではいくつもの会場で、講演やフォーラムがあって、
限られた時間では、全部を見て回ることは出来ません。
そこで僕らは、メモリアルホールのまちづくりフォーラムと、
第一会議室での、シビックプライドゼミナーに参加しました。
シビックプライドは、僕も参加しているNプロの企画です。

まちづくりフォーラムでは、南砺市長と砺波市長の他に、
砺波商工会議所青年部の、安念匠太郎さんをはじめ、
南砺市商工会議青年部と庄川町商工会青年部、さらには、
となみ青年会議所の大西大紀さんまで、錚々たるメンバーで、
ホールの壇上にそろって、いつも変わらぬ仲間内話です。
中で南砺市長が、トップばかりが意見を言うのではなく、
もっと一般市民が意見を言って、まちづくりをしていきたい!
と言っていましたが、実際にはトップばかりのお話で、
広い会場も閑散として、これではどうもしっくり来ない。

そこで次の、シビックプライドに行ってみましたら、
こちらは狭い会議室に、ほぼ満員の人がびっしり入って、
全員参加の話し合いが、ワークショップ形式でありました。
つまりはこうした企画こそ、田中市長の主張にある、
全員参加による、まちづくりの姿だと言えるでしょう。
メモリアルホールでのフォーラムは、テーマの確認であり、
それぞれの小会場でこそ、テーマの実践が行われている。
そんなことを感じながら、参加していましたが、
他の参加者もとても熱心で、いろんな話が聞けました。

特に今回わかったのは、それぞれの市民が持つ潜在的意識で、
自分からはなかなか発言しない人も、指名されれば意見を言う。
いわゆる北陸人の人見知りの傾向を、どう克服するか、
そんなところに、シビックプライドの鍵がありそうでした。
たとえば今の田中市長は、協働のまちづくりを主張して、
当選したわけですから、多くの市民は市政を自分たちのものに、
したいと考えているわけで、それを投票という形で意思表示した。
そう言う意味では、選挙も大きな仕掛けの一つでしょう。

できればこうした意思表示を、もっと普段から出来るように、
僕らは積極的に、まちづくりに参加していく必要がありそうです。
南砺市の場合には、七転び八起き塾があってリーダーを養い、
ここを出た人たちが、積極的にまちづくりに参加しているので、
こうしたリーダーの養成も、大きな鍵になるだろうと思われます。
市民の中には、正面切って政治の話をすることを嫌う人もいますが、
ブータンで幸せの条件に、よい政治を挙げているように、
僕らは身近な政治を抜きには、幸せを作ることはできません。

今年の南砺市では、秋に市長と市議会議員の選挙があり、
まさに今回からは、選挙区も大きな一選挙区制になりますから、
今までのように、自分の票田にだけ頼っていては当選が難しい。
これをチャンスと考えて、南砺市の将来をどのようなものにするか、
多くの市民が、自分のこととして考える機会にして欲しい。
そんなことを考えながら、会場をあとにしてきました。