秋の気配

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暑い日が続いてはいますが、田畑にいてふと感じる風が、
心なしか涼しくなって、夏のピークは過ぎ去った感じです。
カレンダーを見れば、8月7日はもう立秋なんですね。
そう言えば、田んぼの稲も思春期に入ったようで、
今のところ黒米だけですが、花を付け始めています(写真)。

石黒さんはよく、作物の手入れを人間に例えて話されますが、
幼い頃には親の手間暇が必要な作物も、この時期になれば、
親が立ち入れば、子は反発して対立してしまうのが落ちでしょう。
作物も同じで、花が咲く時期になれば人の手をいやがって、
自力でしっかり立ち、自分たちの実を育てる時期になります。

原子力産業なんて、もともと永遠に採算が合わないから、
最初から政府の力を借りて、軍事がらみで維持してきた代物です。
安全であった試しがないし、これからだって安全なわけがない。
産業としてみた場合にも、普通ならどこかで自立しますが、
原子力はずっと政府の援助がないと、成り立たない産業です。

こんな障害者のような産業が、どうし大きくて成長できたかは、
膨大な援助によって、無理矢理成長させたと思うしかない。
それと同じことを、自然エネルギーの開発にしなかったのは、
自然エネルギーでは、利権が大きくならないからでしょう。
大人になれない原子力が、無理矢理幅を利かせて弾けた?

自然界も人間界に合わせたように、おかしなことが続いて、
各地で竜巻やら突風やら、大雨やら猛暑やらが大変です。
それでも庄川の水辺に降りれば、涼しい風が吹いているし、
夏休みの子どもたちは、親に連れられて遊んでいます。
風は秋の気配を運んでくるけど、トンボは少なくなりました。