欲しいものは何?

イメージ 1
 
イオンのクレジットカードを使っていると、
誕生月のサービスとして、割引券が届きます。
衣類や日用品が10%引き、食料品が5%引きで、
月内のいつでも1日だけ、何度でも使えます。
僕は食料品以外には、滅多に買い物をしませんが、
年に一度くらいは、衣料品を買う必要もありますから、
割引券を持って、高岡のイオンに行ってきました。

ジーンズにショートパンツは、買っておきたかったし、
その他にも、何か適当な夏物があれば欲しかった。
だけど実際に売り場に行ってみると、商品は多いけど、
どれも妙にピッタリ来なくて、欲しいものが見つからない。
どうしたものかと迷った挙げ句に、定番のジーンズだけ、
いつも買っているのと同じものを買って、終わりです。
せめて靴でも、と思って見に行ったのですが、
やっぱり“これが欲しい”ってものがありません。

どうしても必要であれば、適当に選んで買いますが、
服がないわけではないし、靴だってとりあえずあります。
家に帰れば、どうにかして捨てたいものがたくさんあって、
出来ることなら、これ以上の物は買いたくない気もする。
すると思うことは、5%や10%の割引があったって、
買わずに済ませる方が、無駄がないと言うことです。
日用品や衣類は、可能な限り直して使い尽くしたいし、
必要な物は全部自分で作るほどの、贅沢ならしてみたい。

次々に新しい物を欲しがって、購買されないことには、
日本はすぐに、貧しい国になってしまうそうですが、
その貧しさや豊かさって、なんだか胡散臭くていけません。
本当は必要のない物を、CM広告で欲望を煽って、
次々に買うことで、豊かさを演出している国ですから、
お金が動けば豊かになると、思い込んでいる人が多そうです。
だけどお金がいくら膨らんでも、行き場所が決まっており、
一部の人だけが富を独占する、貧しい社会に思えます。

それでは本当の豊かさとは、いったいどんなものか?
お金で買えないモノであることは、間違いなさそうですが、
今の社会では、何をするにもお金がないと身動きできず、
それがためにお金を求め、生活に四苦八苦していたりする。
せめて人生の半分を、お金と無関係なことに費やしてみれば、
お金ではない価値観もあることが、わかるでしょう。
そのとき初めて、新しい生き方が見えるのかも・・・