R水素ステーション

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 埼玉県庁のR水素ステーションと、ホンダの燃料電池
 
いよいよR水素の時代が、始まろうとしています。
今まで脱原発と言えば、原発に替わるエネルギーと言うことで、
自然エネルギーの開発と利用が、主な話題になっていました。
しかし風力や太陽光の代替エネルギーは、発電が不安定で、
風のない夜はどうするのか?と言った懸念から、
蓄電池の値段の高さが、大きなネックになってきました。

そのために、代替エネルギーによる発電の目処が立つまでは、
原発の再稼働もやむを得ない、と言う論調が幅を利かせたりする。
ところがどっこい、このR水素による燃料電池を使えば、
風や太陽光があるときには、これで直接発電して電気を使い、
余剰電力で水素を作って溜めておけば、無風の夜には水素発電が出来る。
水素の貯蔵は、電力の蓄電と違ってあまり劣化しないので、
長期保存による効率の良い利用と、発電が出来るのです。

しかもこの水素なら、電気にしないで直接燃やすことも可能で、
世界ではそうした水素カーも、すでに走っているようです。
水素を蓄えると聞けば、福島原発での水素爆発などのイメージから、
なにかとてつもなく、危険な物というイメージがありますが、
同じように危険なプロパンガスだって、各家庭の庭先にあります。
水素ボンベも同じように、安全基準を守れば恐い物ではないし、
ガスが漏れた場合には、プロパンガスよりも安全でしょう。

すでにアメリカでは、R水素ステーション補助金が出て、
何年後かにはインフラ整備をする、目標も立てているようです。
日本では3月27日に、埼玉県庁でソーラー水素ステーションが実現し、
ようやくR水素が実社会に投入されましたが、これより前にも、
東京都市大学では、キャンパス間の移動に燃料電池バスが運行されている。
つまり技術的に見れば、もうR水素の時代はすぐそこにありますが、
社会インフラを整備すべき政府は、相変わらず原発に振り回されている。

なんとも痛ましい国の事情ではありますが、今のところ、
このR水素の技術は、国際的にも日本は優れた技術を持っています。
したがってかつてのソーラー技術のように、国が方向を誤りさえしなければ、
日本はこの先進的なR水素の世界で、牽引者になることも可能でしょう。
しかし残念なことに、国のエネルギー政策を司る人たちに関しては、
日本はムチャクチャなので、これがどうにもいやはや・・・・
 
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