早朝の山間で

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天気がいいので、早朝の山へ様子を見に行きました。
最初は、毎年コゴミがたくさんある場所へ行ったのですが、
今年は雪が多くて寒かったせいか、まだ出ていません。
それなら少し山歩きでもしようかと、歩き出したら、
日当たりのいい所で、コゴミもフキノトウも見つかりました。
山間は地形によって、陽の当たる所と当たらない所では、
季節が2週間ほど、ずれていたりするようです。

道路にもまだ雪があって、場所によってはまだ車が通れません。
だけどぶらぶら歩くにはちょうど良くて、空気も清々しい!
ゼンマイもたくさんあったのですが、これは食べるのが難しいので、
今回はパスして、次回にでもその気になれば取ることにします。
まだ藪も草が育っていないので、どこでも簡単に歩けましたから、
普段は歩けない場所を歩いて、散策してきました。

車に戻って、山を下りて帰ってくる道の途中で、
滝のように水が落ちる場所があって、水汲みに降りました。
するとウドや三つ葉、セリなどがたくさんあったので、
これも取って、それなりにたくさんの収穫になりました。
本格的な山の山菜は、もう少し後の時期になりそうですが、
今朝はちょっと散歩がてらに、思わぬ嬉しい収穫です。

もともと町中育ちで、自然農による田畑を始めたのも11年前で、
山菜のことは、頭でわかっていても実際にはよくわからない。
だけどこうして山へ来れば、チョットした知識でも山菜は採れるし、
車を降りて歩くのは気持ちよくて、小さな花もたくさん咲いています。
人工的な商業施設なんかは、何もないのも気持ちよくて、
2時間ほどが、またたく間に過ぎていった気がします。

いつかは山間で暮らしてみたい、と思いながらも、
具体的な手立てが見つからないまま、僕はもう若くもない。
だけどこの想いから、同じ想いの人の手助けになればと考えるから、
田舎暮らしがわからない人に、その手掛かり作りに挑戦する。
里山元気塾に参加しているのも、そんな気持ちからでしょうか。
山の資源が本当に大切だと思うなら、開発するのではなく、
山暮らしする人を支援すれば、自然に山は活かされるのですが・・・