カタカムナ・富山シンポジウム

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一ヶ月ほど前に、古い友人から電話がありました。
楢崎皐月の「静電三法」である“植物波農法”や“物質変性法”
“人体波健康法”、あるいはカタカムナやイヤシロチに関心はないか?
少しでも関心があれば、4月1日にシンポジウムを開くので、
その手伝いに来てくれないか?、と言うものでした。

3月末は忙しい日が続いたので、休みたかったのですが、
植物波農法やカタカムナなどは、直感的に興味深い気がしたので、
お手伝いがてらに、話を聞いてみてもいいだろうと思いました。
そこでシンポジウムに足を伸ばしたのですが、何かよくわからないまま、
楢崎皐月の直弟子だったとされる、南砺市の松原喜一さんと、
新潟県で潜象道を主宰する、芳賀俊一さんとの対談が始まりました。

松原さんは大正14年生まれの高齢ですが、お元気そうで、
楢崎さんのお話や、東北の方角を鬼門とする話などが興味深いものでした。
さらに農業におけるケイ素の重要性を説かれたのが、印象的で、
彼の農場は僕の住所からも比較的近く、約一万頭の養豚をされている。
これほど大規模な農場運営が出来るのも、楢崎さんの教えだとか。

それではこのカタカムナやイヤシロチとは、いったい何なのか?
楢崎皐月の「静電三法」とは、どのような繋がりがあるのか?
実はカタカムナとは、旧石器時代に存在したとされる高度な文明で、
そのことを神代文字で記した、80首の詩歌からなる文献が、
カタカムナ神社の御神体とされており、その写本が現代に残っているのを、
楢崎皐月が見出して解読に成功したのが、今のカタカムナの正体です。

どこか竹内文書にも通じる匂いがありますが、カタカムナ場合は、
電気や波動と言った、新しい解釈を通じて今に残されている、
それを成し遂げたのが、楢崎皐月だったと理解することが出来ます。
と言っても、これでは何のことやら説明にもなりませんし、
今回のシンポジウムにおいても、会場参加者は納得できない様子でした。

ちなみにイヤシロチとは「弥盛地」と書いて、良い土地のことを言い、
反対に悪い土地のことは「気枯地」と書いて、ケガレチと呼びます。
いわゆる古神道の時代から続く、気の世界の話になりますが、
日本ではこうした気相が商売になるらしく、健康産業や土地建物、
農作物や住居の方角など、あらゆるものにイヤシロチ化が解説され、
さらにはこれを、お金を払えば買えることになっているようです。

せめて古神道の真理なら、商売抜きで接したいものですが・・・・
 
今回一番の収穫は、北海道から参加された外科医の郷仁さんが、
カタカムナを学ぶのは、人生の喜怒哀楽を受け入れて味わい尽くすためだ!
とおっしゃったことで、これは自然農でも同じことだと思っています。
すなわち、カタカムナは何か未知の新しいことをもたらすわけではなく、
人生とは何か、人が生きるとはどういう事かを自らが考え、
自らがどのように生きるかを、自覚的に考えて実践すればいいのです。
 
その一つの道標として、カタカムナも自然農もあるのでしょう。