繋がる人たち

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このところ様々な仲間たちによる、活動の広がりが増えてきて、
気がつくと、思わぬところで繋がっているのを知ったりします。
今回は北陸中日新聞で、「脱原発 地域経済ネット」が紹介され、
その中に南砺市の「日の出屋製菓」さんが入っていたことから、
市民活動繋がりの土井さんが、激励の電話をされたようです。

この日の出屋製菓の川合社長の娘さんこそ、南砺市の井波町で、
昨年秋に「えんかふぇ」をオープンされた、先進の女性なのです。
えんかふぇのことは、去年の秋から何度も紹介していますが、
高岡の「ひとのま」のようには、活発にイベントをするわけでなく、
むしろ気心の知れた人たちが、口コミで少しずつ集まってくる。

設立の経緯としても、無理に何かをしなければならないのではなく、
日の出屋さんのパイロット店的な要素を得て、ゆるゆる始まり、
営利に縛られることなく、人の表現活動の場にもなってきています。
脱原発を謳う川合社長の心意気が、娘さんのえんかふぇにも繋がり、
彼女のお母さんの、また違う表現活動にも結びついているのでしょう。

協働のまちづくり基本条例のように、行政がらみの話になると、
どうしても利権が絡んで、知らないところで魑魅魍魎が動いていく。
だけど市民活動と企業なら、むしろ純粋に思いは活動になっていって、
気がつけばまっすぐに、やりたいことをする体制が出来ていったりする。
今回の脱原発の話を聞いて、思わずそんなことを考えてしまいました。

前置きが長くなりましたが、3月のえんかふぇ食事会は14日で、
ちょうどホワイトデーに当たったので、お菓子の類も集まりました。
僕は手作りの小豆菓子を持っていったのですが、今回1番目立ったのは、
写真の通り巨大なチョコボールで、割れば中身がキャンディーってもの。
これならバレンタインとホワイトデーを、いっぺんに出来ますね♪

さらに今回新しく知り合った人の中に、高瀬神社の巫女さんがいて、
実はこの巫女さん、3.11日に僕が彼女と2人で高瀬神社へ行って、
大震災の犠牲者の冥福を祈った後、尋ねごとをした巫女さんだったのです。
最初はお互いに気付かず、一緒に行った彼女がどこかで見た人だと言って、
高瀬神社の巫女さんだと紹介されて、ようやく気がついた次第でした。

日々コツコツと自分に出来ることを、少しずつでもやっていれば、
こうして見えないところでの繋がりが、知らない間に伸びていって、
やがてある日、まったく違う関係の中から懐かしい声が聞こえてくる。
こうした無理のない自然な人間関係が、これからの時代には大切で、
それぞれ人の日々の生き方が、新しい時代を作っていくのだと思います。