子どもたちのミュージカル参加

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来月3月31日(土)に、南砺市井波総合文化センターで、
ミュージカル「瓶ヶ森の河童(しばてん)」が上演の予定です。
そこに登場する子どもたちを、南砺市の子どもたちが歌い、
演じることになって、このところ、ちび寺で練習しています。
今日はその様子を、少し見せてもらうことができました。

見せていただいたのは、歌の練習をしているところですが、
子どもたちの指導をされていたのも、劇団現役の役者ですから、
声量も声の通りもすばらしいし、本物の迫力があります。
こうした本物に接して、さらには自分で参加まですることで、
それだけでも、子どもたちには貴重な体験になるでしょう。

しかもこの「瓶ヶ森の河童」は、内容もすばらしいから、
歌の歌詞を覚えることから、物語の世界に興味を持っていけば、
人と自然の関係を考える、思慮深さだって生まれるでしょう。
最初は、オーディションで子どもを選ぶことも考えたようですが、
選ばれた子どもではなく、誰でもが参加できるのもいいですね。

一つ残念なのは、参加する子どもたちの9割は女の子で、
これは男の子が関心を持たないと言うよりも、親の観念として、
ミュージカルを女の子のものとしか、考えない風潮がありそうです。
特に田舎では、男の子にミュージカルに参加させることには、
「男の子らしくない」というような、古い抵抗感がありそうです。

それでも子どもたちは、男の子も女の子もなくみんな元気で、
今日初めて参加して緊張気味な子も、精一杯声を出していました。
プロデューサー浅野さんの話では、この子たちは本番になると、
かならずもっと声が出るようになって、自分に自信を持つようになる、
それが子どもたちのすばらしい可能性だと、嬉しそうに言うのです。

今はまだ不慣れな子どもたちは、やっと歌を覚えたところですが、
少しずつ歌いながら体を動かすことを覚えて、リズム感を養い、
やがて五体と五感のバランスが取れて、ミュージカルの一部になる。
これがどれだけ貴重な体験になるか、やがて子どもたちは、
身に染みて学び、人生を開いていく糧になっていくでしょう。

見ることは知ること、知ることは愛することです。
3月31日に向けて、少しお手伝いすることになるかも・・・