おかしな市議会・全員協議会

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15日の夜は、市民会議のメンバーが集まって、
今後まちづくり条例実現に向け、どのように関わるかを、
みんなで話し合おう、ということになっていました。
ところが自民クラブから、非常識な修正案が出てきたので、
これにどう対応するかを、協議する場に変更となりました。

そこへ、条例作成の進行役でもあった協働課の人から、
条例を少し修正したいので、説明させて欲しいと連絡があり、
急遽その説明を聞く場にして、賛否なども話し合いました。
と言っても、せっかく2年半にわたって協議してきた、
協働のまちづくりを進めるための、基本条例案ですから、
いまさら大幅な変更なら、認められないのですが、
その点は市長も同じ意見だったので、ひとまず安心。

いくつかの小さな修正説明のあと、市議会が同調しないと、
市議会の役割や責務を盛り込んだ第6章は、通すのは難しい!
と、市議会の規定を盛り込まない案になる可能性を示唆されました。
しかしどう考えても、市と市民が協働してまちづくりをするには、
自民クラブが言うような、市民を規制するだけでいいはずがなく、
市議会の規定を抜きにしてもいいはずがないのは、明らかです。
そこで、通らなければ次の方法を考えることにして、
ともかく内容を変えずに条例を提案して欲しい!と伝えました。

協働課の説明では、最終的には市長が判断して条例案を出すけど、
せっかく作っていただいた皆さんの気持ちは、大切にする!
とのことで、第10章の住民投票だけ別条例にすることにして、
その他の条項は変更しないことを、確約していただきました。
これでだめなら、ふぬけた自民クラブの修正案ならないほうがいい、
というのが、策定委員会と市民会議メンバーの意見です。
協働課はこの意見を市長に伝え、最終的には市長が判断して、
17日の市議会議員全員協議会で、最終的な条例案を提出する。

こう話しがまとまったところで、協働課の人から、
17日の全員協議会は傍聴ができるので、是非参加して欲しい、
ただし人数は2名ほどで、申請が必要だと言われました。
そこで僕は16日に、市議会事務局に申し込んだところ、
申請書に記入することを求められ、その通りに記入しました。
その直後、これで受理しました、との返事もいただいたのですが、
なぜか2時間ほどして、事務局から電話がありまして、
議長の許可が出ないので、今回の傍聴は認められないとの連絡です。

議長の許可が必要なのはわかっていましたので、申請したのですが、
いったいどうして許可されないのか? よく理由がわかりません。
僕だからダメで、他の人ならいいのかどうか確かめたくて、
全員ダメなのですか?と聞いたら、報道関係者はいいのだそうです。
市民の傍聴はダメで、報道関係者ならいいって、おかしくないの?
と思いましたが、許可するかしないかは議長の裁量であり、
事務局の人に問いただしても、返答に困るだけでしょう。
いったいどうして、市議会は市民を遠ざけようとするのか?

市と市民の協働によって、南砺市の将来を築こうとする条例案は、
議会も一緒になって進めてもらわないと、実現できるはずがありません。
しかも今までは、市長と一緒に協働のまちづくりを進めてきたのに、
なぜ急に協働をいやがるようになったのか?は本当に不思議です。
もしもこれが自民党に遠慮してのことなら、本末転倒でしょう。
政党が何を目指すかは、市民が必要とする方向へ目指すべきであり、
市民の利益にならない政党なら、従う必要はないのです。

国会が国民の利益を忘れて暴走しようとしたときに、
綿貫民輔議員は、自民党を離れても国民の利益を守ろうとしました。
それと同じように、市議会が市民の利益を忘れて暴走するなら、
市議会議員は、政党と市民とどちらが大切か考えていただきたい!
そんな当たり前のことを、あらためて祈らずにはいられません。