「3.11で学んだ 人生で一番大切なこと」

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2011年の最後は、今日発行された本の紹介です。
諸富祥彦さんの著書で「3.11で学んだ 人生で一番大切なこと」
特別目新しいことが、書いてあるわけではありませんが、
誰でもが充実した人生を、悔いなく生きるにはどうすればいいか?
そんな当たり前のことが、繰り返し丁寧に書いてあるのです。

今年を語る上で、3月11日の地震津波原発事故は、
どうしても忘れることのできない、大事件となってしまいました。
中でも原発事故という人災は、無くてもよかったことであり、
少しでも早く、原発のない安心な社会を望んでいますが、
それは新しい価値観の社会には、不可欠の要素です。

それでは、この新しい価値観の社会とはどんなものか?
その手掛かりとして、この本はわかりやすく読めるでしょう。
この本の趣旨はシンプルで、3.11を契機として考えるとき、
「人生は、いつ、何が起きるかわからないこと」を想定することで、
たった二つのことを、訴えているだけの本なのです。

その一つは、
★「いつかしたい」と思っていることは、
 先延ばしせずに、「今すぐ、しなさい」ってこと。

そして、もう一つが、
★あなたの大切な誰かに「いつか伝えたい」と思っていることは、
 心を込めて「今すぐ、伝えなさい」ってこと。

これを具体的なレッスンにするとき、9つになるのですが、
二つの大切なことを本当に理解するために、少し回り道をする。
そう思って読めば、要点を見失わずに読めるでしょう。
ただし具体的な内容に関しては、共感できないところもあり、
あくまでも考え方を学ぶだけにした方が、良さそうな気がします。

「しない方がいい」と思うことを、ずるずると引きずらないで、
きっぱりとやめるだけで、そこに新しいものが生まれてくる。
ただのしがらみとなっている人間関係だって、切り捨ててしまえば、
本当に必要な人との絆を、育てる時間だってできるのです。
この選択がきちんとできれば、人生を豊かにできると言うことです。

そして、これを2011年の締めくくりとしたならば、
新しい年には、新しい絆と生活を始めることができるはずで、
この本は、そのためのステップを明確にしてくれるます。
発行日を今日にしたのは、そんな願いがあるのかも知れません。
来年は、一人一人が自ら幸せになれる年になりますように!