2011年~2012年へ

イメージ 1
 
今年1年を振り返ると、大雪、豪雨、洪水、暴風、台風、地震津波
世界中にあらゆる自然災害があって、日本も例外ではありませんでした。
また同時に、チェニジアで起きたジャスミン革命を皮切りに、
中東で起きた市民革命の波は、今では全世界に広がりを見せています。
管理体制が強固な日本でも、3.11の福島原発事故をきっかけに、
嘘で固めた財界、政府の宣伝が暴かれ、市民が立ち上がり始めました。
来年はさらにこの勢いが進み、世界中に大きな変革が起きて、
将来に向けた市民民主主義の流れが、確定的になると思います。

こうした避けようのない時流の中で、個人はどう生きればいいのか?
今までとは違う価値観が広がれば、生き方だって変わる必要があるのか?
たぶん多くの人は、今まで通りの価値観で生き続けるでしょうが、
そうした生き方が時代遅れになることを、止めることはできません。
だけど日本人の場合は、本来持っていた価値観を取り戻せばいいだけで、
お金よりも人を大切にする、古来からの姿を取り戻せばいいのです。
すでに多くの市民活動では、そうした方向性を確認してきているので、
強権利権の管理体制が崩れさえすれば、流れは緩やかに定まるでしょう。

社会はともかく僕自身も、この一年はいろんなことがありました。
冬のあいだは大雪と格闘しながら、協働のまちづくりや自給自立を目指し、
軍事ではない市民革命とは何か、まずは学ぶことから始まりました。
そして3.11の大地震、大津波があり、福島原発事故が起きてしまう。
長年に渡り反対を続けてきた原発ですが、ついに最悪の事故は起きてしまい、
今も日本中の多くの人に、くらい影を落とす結果になっています。
これを止められなかったのは、日本が民主主義よりも経済優先だったため、
住民の反対を札束で潰してきた、長年の慣例が温床にあるのです。

春になって僕は、朗読会や源氏物語の勉強会を一時的にやめると、
「幸せの経済学」上映&勉強会を開催したり、コミュニティハウス企画や、
協働のまちづくり条例作成市民会議、自然農田畑の拡張も手がけました。
毎年恒例だった沖縄行きも中止して、循環型社会の手掛かりを求め、
環境基本計画策定委員会などにも、公募委員として参加してきました。
今年から来年に掛けて、大きく転換する社会の手助けをすることによって、
少しでも気持ちの良い将来社会へと、方向を示しておきたかったから、
9月には三島と高知の研修にも参加して、方向性の確認もしました。

体力的にかなり無理もしたので、体重が3キロ減って戻らなくなり、
いよいよ融通の利かない体になってきましたし、あまり収入もないので、
そろそろゆっくりしたいのですが、今が肝心なときでもあるのです。
先月催した、石田先生を招いての講演会と意見交換会によって、
南砺市の将来をどのようなものにすればいいか、手掛かりも得ました。
できれば力尽きる前に、この流れを若い人に伝えることによって、
これからの社会を、新しい豊かさに向かわせてもらいたいと思うのです。
すでに未来がどうあるべきか見えたので、僕の役目は終わるでしょう。

利権管理社会から、市民民主主義の社会へ!
そのためにこそ、市民協働もエネルギー革命も必要なのです。
そうすれば僕はまた、ゆるゆると暮らします・・・