サツマイモ収穫

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11月とは思えない、暖かい日が続いていましたが、
今朝は久しぶりに寒い朝で、秋の深まりを感じました。
畑の収穫も順調に進んでおり、昨日はサツマイモを掘って、
今年もほぼ例年通りの収穫を得て、感謝しています。
残る秋の収穫は、落花生とか里芋とかわずかばかりで、
その他に大根や白菜、ブロッコリーなどは少しずつです。

先日からの暖かい日々で、寒いのが苦手な僕は嬉しいけど、
こんな年は雪が多いとか聞けば、そちらの方が心配です。
海外のニュースでも、極端な寒さや暑さが増えているようですし、
地球全体が暖かくなれば、気象に異常が起きるとも言われます。
何が本当のところかは、たぶん誰もわからないのでしょうが、
人間の過剰なエネルギー消費は、確かに問題を起こしています。

現代社会の特徴は、一部の人間だけが膨大な利益を得て、
それによって起きる異常や不具合に対しては、全員で負担する。
その典型が原発なわけですが、この構造自体は原発だけではなく、
経済社会のあらゆる場所で起きているから、全員加害者でもあります。
全員が利益を求めて走っているから、誰も批判出来なくなって、
ひたすら自分よりも弱い人を、切り捨てていく社会です。

こんな社会を、本当にいいと思っている人は少ないはずなのに、
長年の教育により、仕方のない現実だと思っている人は多いでしょう。
だけど人間社会は人間が作っているのだから、どうにでもなる筈で、
どうあるべきかの議論や検証がないままに、仕方がないと思っている、
そんな人たちが、こうした社会を組み立てている事実があります。
これが問題を他人事にする、現代社会の特徴なのです。

最近は「ショック・ドクトリン」なんて言葉が横行していますが、
これは(惨事活用型資本主義)とも言われる、非常に危険なものです。
たとえば 9.11事件の後に、人々がパニックに陥ったところを狙って、
一気に社会を統制して、徹底した自由市場主義へと転換を図った。
海外であれば、さらにあからさまな軍事作戦によってショックを与え、
その混乱に乗じて、自分たちに都合のいい制度を作ることです。

そして日本でも、3.11のあとには同じような危機が忍び寄っており、
アメリカは「ともだち作戦」で、日本人の心に安心感を与えておいて、
その後にTPPを使って、一気に日本を市場主義にしようとしています。
ショックドクトリンを利用する人たちは、まず人々に不安を与え、
その不安の解消方法として、自分たちに都合のいい処方箋を提示する。
それがTPPや憲法改正などで、どさくさ紛れに進められます。

人間はなぜ、かくも問題を起こすことが好きなのでしょうか?
もう少し謙虚に、すべての人の幸福を自分の幸福として、
限られた自然を分かち合いながら生きれば、誰しもが幸せになれる。
利益のためには自然を破壊し、大勢の人を犠牲にして平気でいるような、
そのような少数派に社会を牛耳られないよう、もっと覚醒して、
ひとり一人が天と地の覚者として、邪欲に惑わされずに生きたいものです。