福島瑞穂さん交流会

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社民党北信越ブロックの政治スクールで、一般向け講演会の後に、
社民党党首の福島瑞穂さんと直接話ができるから、と友人に誘われて、
シャキット富山のメンバーとして、交流会に参加させていただきました。
「今こそ、脱原発社会へ」のキャッチコピーしか見ていませんでしたが、
実はこれ、女性党員交流会だったんですね・・・・(^_^;)

どうりで会場内の9割が女性だったのを、社民党は女性が熱心なんだな!
くらいにしか思わず、それでも僕が持ち込んだテーマはクオータ制だったので、
なんとか浮いてしまうこともなく、いろいろ話を伺うことはできました。
シャキット富山に参加していると、女性が多い集まりに違和感はないので、
男性的な合理主義ではない、命に直結する女性感覚の話も通じやすかったです。

全体に社民党は、福島さんのイメージがそのまま党のイメージになっていて、
彼女のわかりやすい正義感は、裏返って無力感に通じることもあります。
今回の最初の講演の中でも、あるいは交流会の話題の中でも、
福島党首を含めて社民党の人たちは、よく頑張っていると思われるのに、
どうして選挙での支持が増えないのかが、一つのテーマになっていました。

鳩山政権下での沖縄米軍基地問題の時に、最低でも県外と言っていた鳩山さんが、
最後はどうにも身動きが取れずに辞任したことは、まだ記憶に新しい話です。
そのとき福島社民党は、政権内に留まらずに離脱してしまうのですが、
この事態ほど、今の日本を象徴している出来事は他になかったでしょう。
日本の首相はアメリカの言いなりになるしかなく、正論は離脱するしかない。

ひるがえって考えてみれば、この意固地なまでの正論を掲げた党が、
まだ日本の政党として活動していることが、この国の希望かもしれません。
なにしろ民主党に政権が変わっても、民主党による自民党政治になっただけで、
アメリカに従属して、ひたすら経済拡大を進める点では何も変わらずに、
本音では自然エネルギーと思っていた菅さんさえ、原発を推進したのです。

いわば社民党こそ、今の日本を象徴する?無力感に満ちた正義の党で、
社民党の苦悩は、日本の良心的な市民活動の苦悩でもあるでしょうか。
そう思って見れば、党首の福島さんが女性であることも象徴的で、
この国の女性の地位は、今も男尊女卑のまま正当には扱われていないのです。
もっと女性感覚が進出しないと、福島県さえ元の復興に終わるでしょう。

それにしても、やさしい顔に小さな体躯で堂々と話をされる福島さんは、
いかにも日本のお母さんたちの象徴で、慎み深い聡明さも魅力的です。
化石化した利権構造に全身浸かって、自分が溺れていることもわからない、
哀れな男たちをどうすればいいか、難しい問題は山積していますが、
賢い女たちがもっと活躍出来るように、男はもっと懐を深くしたいものです・・・