南砺市総合計画策定市民委員会

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6月号の南砺市公報で公募があり、さっそく応募して、
7月から委員となって、昨日2回目の委員会がありました。
協働を目指すまちづくり条例では、あらゆる公的委員会に、
市民公募の委員を入れるように、文案を検討中ですが、
今回の公募は、それを先取りするような形で行われました。
市役所でも、条例ができる前から良いものは取り入れる方針で、
こうして少しずつ変革されていくのは、いいことでしょう。

7月に行われた、第1回の南砺市総合計画策定市民委員会では、
10年計画の半分、5年が過ぎたところでの見直し案を受け、
すぐにその内容について検討する、けっこうハードなものでした。
と言っても、受け取ってすぐに内容の検討は難しいので、
今後のスケジュールや、やり方、考え方をすりあわせただけで、
実際の提言や意見交換は、帰宅後に文書での提案から始まりです。
僕もいくつかの疑問や提案を、文書で提出しておきましたら、
今回はその回答も出ていて、内容の説明などもありました。

まちづくり条例の策定委員会は、市内の様々な方面から、
いわゆる町の有力者や知識人たちが、集められているのですが、
必ずしも実務には長けていないので、進行は滞りがちです。
しかし総合計画策定委員会の方は、市役所の幹部が勢揃いで、
直接担当部署の実務責任者まで揃っているので、スムーズです。
事前の準備もしっかり出来ていて、会次第に従って進行され、
以下のような議事が、時間内に取り纏められました。

◆前回提案した議題
  資料1,委員からのご意見への回答
  資料2,第一回委員会資料からの変更点と理由
  資料3,南砺市総合計画基本計画の施策、展開方針の当初一覧と施策再編案
◆今回、新たに提案する議題
  資料4,「施策の目指すべき姿」と「現状と課題」
  資料5,南砺市総合計画基本計画の施策、展開方針の再編案と
     市民へアンケート調査する成果指標
  資料6,市民意識調査 調査票案

僕は総合計画7つの基本方針の内、「自然に優しい住みよいまちづくり」と、
「健やかなやすらぎのまちづくり」の部分を担当する班に入っており、
主に自然環境活用や循環型社会構築に関して、いくつか意見を出しています。
そこでまず、この意見に対する回答内容に担当者から説明があり、
続く質疑応答では、市民委員も行政職員も熱心に議論に参加されました。
時間は十分とは言えませんでしたが、事前準備がしっかり出来ていたので、
議論はポイントを外すことなく、良い意見交換が出来たと思います。

このブログでは、議論した内容の細かいことは紹介しませんが、
市民協働のまちづくりを目指すのであれば、条例ばかりではなく、
実際にこうした議論に参加して、多くの考えを出し合う必要がある。
さらには出し合った意見を煉って摺り合わせ、合意形成まで持っていく、
そうしたノウハウを養うことも、重要な要素だと考えています。
市民民主主義を愚衆政治にしないためには、市民の自覚と責任が大切で、
そのための行動や実践が、これからは必要になるのだと思います。