魔の時
今日の午後7時頃、不思議なことがありました。
彼女と図書館からの帰り道、車を運転していたら、
左側の路地から出てきた車が、止まりそうで止まらない。
あわやぶつかる寸前で、急ブレーキを踏んで、
ハンドルを切りながら、クラクションを鳴らす!
彼女と図書館からの帰り道、車を運転していたら、
左側の路地から出てきた車が、止まりそうで止まらない。
あわやぶつかる寸前で、急ブレーキを踏んで、
ハンドルを切りながら、クラクションを鳴らす!
相手も慌ててブレーキを踏んで、事なきを得ました。
それから彼女と別れて、一人になって自宅へ向かうとき、
交差点の信号で、右折用のレーンへ入ったら、
前方から直進してきた車が、こちらのレーンに来ます。
停止線のだいぶ手前で、すぐに止まることができたので、
これも無事に、相手の車がレーンを修正してくれました。
驚いたのはそのあとで、なんだかおかしな日だと思い、
用心しながらゆっくり右折したら、進行方向に車がいます。
こちらにとっては左車線、相手にとっては右車線に、
どういうわけか、こちら向きの車が止まっているのです。
早い速度で進んでいたら、ぶつかっていたかも知れませんが、
その前から異様な感じで、慎重運転で助かりました。
相手は一見普通の男性で、特におかしな様子もありません。
こちらの車と正面に向き合ったことで、異常に気付き、
ゆるゆると動いて、車線を変更して行きました。
外国へ行ったときに、車が右車線走行の国が多いので、
左折したときにうっかり左車線にはいることはありますが、
信号待ちの時点で、相手車線に入っていることは、
どんなときにそんな間違いが起きるのか、不思議です。
しかも短い時間に、連続して3回もおかしなことが起きて、
どれも事故にならなかったことも、不思議なことに思えます。
今日は日中に、神のことを問うた映画を見てきたので、
何か余計に不思議を思うのか、あるいは呼び寄せたのか、
そして僕はありがたいことに、感覚が覚醒していたので、
いずれの魔にも巻き込まれずに、回避することができました。
右方向からの車に気付かずに、左折しようとしたり、
交差点の向こう側の右折レーンを、自分の直進と間違えたり、
そんなことは自分にだって、絶対にないとは言えません。
だけどかつて、右側車線に止まっての信号待ちなど、
自分でやったことはないどころか、見たこともありません。
時間にして10分ほど、思い返せば魔の時でした。
しかしこの魔の時を、覚醒しながら通り過ごせたことは、
意味があるようにも思うし、疎かにしてはいけない気がする。
どんな意味があるのか、どう大切にすればいいのか、
はっきりわからないけど、何ごとかは確かにあったのです。
想定外だからといって、事故を起こしていいわけがない。