高岡で花火大会

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先日彼女がさりげなく、花火大会に行きたいと言い出しました。
友人から、取手フィッシュランドの花火大会が盛大だと聞いてきて、
一緒に行ってみたい様子なのですが、僕はその日の午後に講座がある。
講座が終わってから彼女を迎えに行って、取手まで行くとすれば、
どのくらい時間が掛かるか、あるいは周辺の道路事情はどうなのか、
行って帰るだけで疲れるようなことなら、なるべく避けたい。

そんな消極的な気持ちが通じたのか、行かなくてもいいと言い出して、
代わりにどこか、近くの花火でいいから見に行きたいね!とのこと。
家に帰ってネットで調べていたら、ちょうどその日は長岡の花火大会で、
日本でも有数の大玉を打ち上げる様子が、ネット中継されていました。
すぐに彼女に連絡をして、それぞれ別々にネットで花火鑑賞です。
でもこれでは、いくら有名な花火大会でも面白くありませんからね。

そこでもう一つ、明日は高岡で花火大会があるはずだと思いだし、
調べてみたら、北日本新聞納涼花火 高岡大会と言うのがありました。
高岡七夕祭りに連携したもので、場所も庄川の高岡大橋の上流ですから、
僕にとっては場所もわかりやすく、駐車場の心配も無さそうです。
そこで急遽、彼女を誘って行ってみました、高岡の花火大会。
現場の様子はわからないので、簡単な食べ物だけ持って行きました。

途中で一度交通規制に引っかかりましたが、回り道はすぐにわかり、
広い河川敷の臨時駐車場に車を止めて、10分ほど歩けば会場敷地です。
途中で飲み物だけ買うつもりが、小さいペットボトルが300円と言われ、
ここはもう、飲み物なしで花火を楽しむことにいたしました。
河川敷の広いサッカー場敷地が、そのまま見物会場になっていたので、
その中でも最前線になると思われる場所に、二人席を陣取りました。

やがて高岡市長の挨拶などがあり、まもなく花火が始まったのですが、
これがもうビックリの、僕らのいる場所のちょうど頭上に広がったのです。
周囲からは「恐い!」と声が挙がるくらい、頭上一杯に花火が広がって、
それからはもう、前半後半の折り返し時点で小休止があった以外、
ずっと夜空を見上げたまま、感動的な目の前の花火に酔いしれました。
特に大玉の、しだれ柳のように広がって下りてくる花火は圧巻でした!

途中から半ば寝転がって、夜の宇宙に全身を向けていると、
その正面に巨大な花火が大きく広がり、僕らを包むように降りてくる。
周囲の人たちも一瞬声を失って、すぐに大歓声が沸き起こり、
一区切りついたときには、自然と大きな拍手が沸き起こりました。
彼女もすっかり満足してくれたようで、歓声をもらしながらの鑑賞です。
こんな素敵な花火大会なら、来年はピクニック感覚で来てみたい。

帰り道は交通規制も解除されていたので、一本道をスイスイと、
40分ほどで、井波の家まで帰宅することができました。
いいですね日本の花火大会は、僕のような貧乏人にも楽しめて、
しかもこれだけの感動を、大勢の人たちと共有できるのです。
そしてもちろん、僕にとっては彼女が喜んでくれたことが嬉しくて、
また一つ、幸せの証が増えたような気がしたのでした♪