ダウンしました

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もともと肉体労働が続けられるほど、頑丈な体ではないのですが、
梅雨入り前に田植えを終わらせようとして、無理をしすぎたようで、
昨日は午前中から体がだるくなり、午後には熱を出して寝込みました。
実はその前日に、あと3列だけを残して作業を終わったのですが、
その際に3列分の苗だけ苗床から取り置いて、残りの苗を処分しました。
3列くらいなら、翌日でも暇なときに来てやればいいと思ったのです。

ところが夜になって、風雨が強くなってくると心配になりました。
取り置いた苗を、田んぼの水路に無造作に置いてきてしまったので、
雨風で流されてしまうのではないかと、気が気ではなくなったのです。
夜中の2時に気になりだし、そのまま眠れなくなってしまったので、
4時の夜明けを待って、わざわざ水路の苗を確保しに行ってきました。
そのまま3列植えてくることも考えたけど、すでに体がきつくって、
ここは安全策として、苗をバケツに回収して持ち帰ることにしました。

ちょっと安心して家に帰りましたが、全身がなんとなくきつい感じで、
パソコンの前に座って、ワンピースを見たりしていたのですが・・・
なんだか体調がおかしいと気付いたのは、ブランチを食べた頃、
普段より寒いはずはないのに、長袖長ズボンでないと寒く感じて、
そのままパジャマを着て、しばらく寝ることにして横になりました。
午後から彼女が来てくれたのですが、だるくて起きあがることが出来ない。
どうやら全身に熱があるようで、リンパ系もあちこちが熱を持っています。

彼女が氷や保冷剤で頭を冷やしてくれて、そのまま寝込んでしまい、
夕食にはお粥を作ってもらって、僕はふらふらしながら食べて寝ました。
そうでなくても、このところ農作業を頑張っていたので筋肉痛で、
筋肉痛の上にリンパ系が腫れて熱を持っているから、どうにもだるい。
彼女が帰ると、そのまま10時間近く寝続けて今朝になりました。
20代の時に、メキシコのメリダで三日間高熱に寝込んだことがあるので、
ぼんやりそんなことを思い出しながらの、寝て覚めての夜だったのです。

特に生死を分かつほどのダウンではないけど、体調を崩したときは、
あらためて生きていることの不思議を思い、生きる意味を考えてみます。
自然農をやっていると、この世界には特定の意味があるわけじゃない、
それぞれの命が、それぞれの役割を担って、全体として調和する、
そんな世界観はあるのですが、それだけではやはり面白くないのです。
せっかく産まれて生きているなら、この命を存分に活かしたい!
そう思うから、また命がけで、いろんな事に挑戦していくのです。

それにしても、こんな僕のことを心配してくれる彼女がいることは、
どんな収益や名誉を手に入れるよりも、うれしいことですね。
人には人が大切だとわかっていても、ついつい忘れがちで、
人よりも時間や物や効率を優先していることを、反省します。
もっと全身全霊で、何を捨てても人を大切に出来る人になりたい、
そんなことを思ってブログを書いて、もう一眠りします・・・
 

写真は、午前4時半の自然農田畑