何が争点なのか?

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全国統一地方選挙で、富山県議会選挙も始まりました。
僕が住む南砺市選挙区では、二人の定員に対して、
2人の現職と1人の新人が、立候補して争っています。 
なるべく出身地ではなく、選挙公約で人を選びたいけど、
これはいい!と思えるような、公約・主張が見あたりません。
 
福光地域を地盤とする自民党・現職の武田慎一候補
野地域を地盤とする自民党・現職の山辺美嗣候補
城端地域を地盤とする無所属で新人の河合常晴候補
と言うことですが、政策の違いがよくわからない。
現職の二人は、実績をアピールしており、
新人は掲げる理念で勝負したいようですが・・・

武田候補
 「住民がもっとフランクに気軽に話し合える街づくり、地域づくり」
 「安全安心のための政策、地域の活力のための政策」
 「弱い人、高齢者、子ども、障がい者に光を当てていけるような政治」
 「高齢化に伴う社会資本の充実などが課題で、県政のつなぎ役になりたい」
 「誰が指示を出してどこへ逃げ、どこを避難場所とするのかを確認」
 「3年前の南砺の大水害で被害を受けた河川の改修や橋りょうの架け替え」

山辺候補
 「人口減少、少子高齢のなかで地域の活力を維持していく交流の時代」
 「高速交通網を生かした交流事業に道筋をつけ、観光や農業の振興」
 「観光であれ農業であれ、そして中心市街地でありそして産業、ものづくり」
 「ここに取り組んでいるみんなが輝こうよということを訴えたい」
 「南砺の防災は砂防であり急傾斜地であり、そして河川」
 「想定外、想定以上の震災が起きた場合の対策」

河合候補
 「みなさんが元気や安心ややさしさで、山や里や街にあかりは灯り続ける」
 「産業の振興と観光の振興をしっかりと確立させることも考えたい」
 「多くの山村地、中山間地、過疎地を抱えて、どんな目配せ、支援をするか」
 「南砺市の豊かな里山文化を維持しながら過疎や高齢化などの課題に取り組む」
 「次の世代が安心して暮らせる環境を整えたい」
 「災害は起きるけど、その被害を少なくするために減災、減災」

誰が選ばれてもおかしくない選挙は、誰でもいい選挙でもあります。
僕は南砺市の未来に、持続可能な循環型社会を夢見ているので、
そうした視点を持っている人を選びたいのですが、どうでしょうか。
食とエネルギーの地域による自立と、自立した地域のネットワークによる、
安心安全な社会をつくるには、どうすればいいか考えられる人、
経済拡大よりも、穏やかに生きられる環境を作れる人を選びたいのですが・・・

東京では、はっきりと、原発の是非も争点になっているようなので、
僕なら明らかに、脱原発を公約にする人から選ぶことになるけど、
富山県では、まだはっきりと脱原発を言える候補はいないのかも知れません。
まして、経済拡大よりも循環型で穏やかな安心社会!を公約に掲げる人は、
まだ選択肢に登場してこないのが、残念な気がします。
それでもこの富山県においても、脱原発の声は広がっていますから、
やがては、自立した市民による市民協働社会も夢ではないと思うのです。