市民会議は16回目

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みんなで考える協働のまちづくり条例市民会議は、昨夜が第16回目となり、
5グループでの分担による条例案作りも、いよいよ終盤を迎えています。
僕らが受け持った第2グループは、項目としては、
○事業所の役割、○町内会・自治会の役割、○自治振興会の役割、
○市民団体・NPOの役割、○団体間の連携・・・を受け持ち、
これによって、「地縁団体」「市民団体」「循環型社会」に関する条文案を、
作成するまでが、今回担った役割となっています。

毎月2回の定例会に加えて、別途3回の勉強会なども開催して、
そのほか協働課で用意していただいた、勉強会や研修会などもあって、
かなり真剣な学習や検討会を、積み重ねてきたのではないかと思っています。
その成果としての条例案作りで、ようやく文章化も終了しますから、
それなりの達成感もありますし、また次のステップが楽しみになってきました。
3月には、各グループで練り上げられた案を持ち寄って発表し、
全体での整合性と合わせて、最終調整に入っていくことになります。

僕らの第2グループでは、5つの条例を文章化してこれを提出し、
もう一つ、他グループと競合しそうな1条は、仮提案としておきました。
作成した条例文案は、以下の通り。

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第○条 【地縁組織の構成】
  市内に住居を構え、また住んでいる者は、原則として全員がいずれかの自治振興会
 (および下部組織)に所属して、地縁団体の一員になるものとする。また自治会・
 区長会・町内会などは、いずれかの自治振興会に含まれるものとする。

第○条 【地縁組織の役割】
  各自治振興会を中心とする地縁団体は、その地域の住民全員が参加できる会則を
 制定し、公開して、住民生活の安心・安全の確保を図り、福祉や文化活動を活性化
 するように努める。またすべての自治振興会は、代表・理事と共に、経理責任者を
 定め、市の行政が円滑に行われる手助けも担うものとする。

第○条 【市民団体の位置づけと役割】
  全員参加の地縁組織ではまかなえない特定の事案について、任意参加で活動する
 団体を、市民団体(NPOを含む)とする。市内で活動する市民団体は、代表者・
 連絡先・目的などの必要事項を、指定された場所へ届け出て、透明性の高い活動に
 努める。

第○条 【協働における行政の役割】
  行政は、自治振興会を核とする地縁組織や、市民団体間の円滑な活動を支援し、
 コーディネーターを養成、配置するなど、協働による住民自治活動の推進に努める。
 また各団体からの情報発信をサポートし、参加団体の連絡や調整的な役割を担う。

第○条 【市民活動の目的】
  自治振興会・市民団体・行政は、お互いの特性と能力を尊重し、理解して協力する
 ことにより、南砺市の資産である豊かな自然と伝統文化を活かして、多様な暮らしが
 持続できるよう、活力ある循環型社会の育成と構築を目指す。
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他グループと競合する可能性がある、情報公開に関しては、
第○条 【協働条件の保証】
  市民と行政が協力して作る「まちづくり」には、判断材料となる情報の共有と責任が
 必須であり、企画・実行・評価改善まで、一貫して対等な関係による協働を原則とする。
 公の情報は、特定の諸個人の利益を損なわない限り公開する。
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3月は、これを基に全体会に参加して、他グループの条例文との摺り合わせをします。