光の春

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どことなく急に春めいてきましたが、まだまだ寒い。
本格的な春ではないけど、目に映るものに春を感じるのは、
日増しに力強くなる陽射しで、暖かみを感じるからでしょうか。
この季節には「光の春」の呼び名が、よく似合います。

女性もどこかしら美しく見え出して、命が活発になっている。
これから春に向かっては、精神も不安定になりやすくて、
人間のみならず、雌雄あるものは恋に落ちやすい季節です。
少子化を受けてか、子どもを増やしたい人たちが考える婚活が、
南砺市内でも、毎月のように行われているようですが・・・

日本の村社会では、今でも結婚と子育ては一体のもので、
さらに旧来からの結婚の条件が、男女の活動を萎縮させている。
誰かを好きになって、好きになった人と一緒に暮らすことで、
自然に子どもだってできるような人は、田舎には少ない。
年齢やら収入やら家筋やら、近所の評判までが関係してくる。

条件が完璧の理想の相手なんか、いないと知っていても、
心のどこかに迷いがあれば、不備ばかりが目についてしまう。
なかなか一人の相手を愛しきれないで、たゆたうばかり。
そんな状態を続けていても、あるときは不意に出会ってしまう、
条件など非常識なままに、好きになってしまうこともある。

人生なんて、いつだって終わっているとも言えるのに、
心と体を膨らませて、エネルギーが沸き上がってくる季節。
その人と肌が合うだけで、他の条件などどうでもよくなって、
日だまりに抱き合っているだけで、幸福に我を忘れる。

今日は立春、父の命日、彼女のお母さんの誕生日。