豆と雑穀の味わい講座・1月

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今期4回目の「豆と雑穀の味わい講座」は、
利賀から米倉みつ子さんを講師にお迎えして、
山で採れる山菜をどのように食べるかを学びました。
この日は前夜からの雪が降り積もって大雪となり、
果たして米倉さんが来られるのかどうか?
受講者が集まれるのかどうか、心配な朝でした。

心配した通り、欠席者が2人いたのですが、
臨時で受講していただいた人も2人いまして、
さらに4人のちびっ子と、赤ちゃんまでいたので、
おおいに賑やかな講座風景となりました。
基本的に、自然を善し!とする考え方なので、
子どもたちがいるのは、当たり前と考えています。

今回の米倉さんのレシピには、こんなメッセージも。
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山菜は自生し、肥料を与えなくてもあるがままの自然のものを栄養にして育ち、
大半は薬草としても利用できます。山野草もほとんどのものが食べることがで
できますが、中でも美味しいものだけの調理方法、保存方法が伝わっています。
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それでは今回のメニューです。
(1)山菜の煮しめ
(2)山菜おこわ
(3)ヤーコンのしそ入りピリ辛炒め
(4)汁物

そのほかに、干しぜんまいの作り方と戻し方、
うど・いらの塩漬けの作り方と戻し方など、
春に採る山菜の保存の仕方や戻し方などのコツを教わりました。
昔は誰でも知ったいたことだそうですが、今では知る人が少なく、
貴重な知識を教えていただくことができたと思います。

メニューの中から、山菜おこわの作り方を紹介しておきます。
【山菜おこわ】(お米3合分)
材料・・・・・・
  餅米3合、湧き水適量、サラダ油少々、砂糖少々、薄口醤油適量
  このほか、煮しめに使った山菜と煮汁を使います。
作り方・・・・・
  1,餅米は前日にとぎ、水に漬けておく。
  2,蒸し器で蒸す。途中2回しとを打つ。
  3,蒸している間に、山菜の煮しめをサラダ油で炒める。
    味付けとして、砂糖少々、薄口醤油、山菜煮しめの煮汁を加える。
  4,蒸し上がった餅米と、3の炒めた山菜を混ぜ合わせ、もう一度蒸す。
  ※たっぷりの煮汁を、蒸しているときと山菜を混ぜるとき、
   何回かに分けて上から掛けていました。

今回煮しめに使ったのは、うど、わらび、ぜんまい、いら、こごみ、すす竹。
煮干し、醤油、みりん、味噌、砂糖を使って、それぞれ別の鍋で煮ていました。
うどは銅鍋で煮るか、銅線やコインを入れても、綺麗な青が蘇るようです。
すす竹は、煮干しを入れて煮て味噌味に、そのほかは
煮干しを入れて煮た後、醤油とみりんで味付けをしていました。

僕自身、山菜採りはしたことがありますが、保存したことはないので、
上手な保存方法や、まるで取り立ての山菜のように戻す方法など、
とても興味深くて面白い講座になったと思います。