シビックプライド・セミナー

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NPO法人「Nプロジェクトひと・みち・まち」の企画で、
今回はシビックプライドセミナー「協働で、まちがもっと好きになる」。
僕の住む南砺市でも、2月5日(土)に予定されているのですが、
ファシリテーターが同じ中西紹一さん(プラス・サーキュレーション・ジャパン)
とのことで、今日は事前に様子を見ておこうと、氷見まで行って参加しました。

会場は氷見の特長を活かした、海浜植物園の部屋とレストランでした。
最初にみんなでランチを食べて、それから講演があって、
そのあとワークショップをするという、面白い構成でしたが、
参加者の年代層も20代~70代と幅広く、興味深く盛り上がりました。

そもそもシビックプライドとは何か?
講演された紫牟田伸子さん(日本デザインセンタープロデュース室チーフ)は、
「市民がまちに抱く愛着と誇りのこと。
 よくある郷土愛という気持ちも含まれるが、生まれ育った場所だけでなく、
 このまちの一員として未来を担っているという自負や自治意識。」
と定義して、世界各地の様々な実例を紹介されていました。

紹介された事例から、住んでいる人、働いている人、遊びに来る人、等々、
まちを活性化するのは、働く、遊ぶ、学ぶ…などの「行為」をする人!
との認識を得て、引き続き始まった中西さんのワークショップでは、
氷見を活性化するには、どんな人に氷見に来て欲しいか?がテーマでした。

世代が偏らないようにグループ編成をして、各グループが6人前後となり、
まず自己紹介から始めて、それぞれが氷見市に抱いている話しから開始です。
僕のグループは6人で、植物園が会場だったせいか花の話題もあり、
豊かな文化や自然の歴史が長いことが、まず大きな財産としてあげられました。
ただせっかく優れた物がたくさんあっても、知られていないことが多いので、
これをどのように多くの人に知ってもらうか、そんな課題から盛り上がりました。

最終的には、氷見の人が見てもらいたいものばかりを言うのではなく、
外の人が氷見をどのようにイメージするかが、大切になるとの考え方から、
まず「氷見とは○○だ!」と言えるイメージを、作り上げることが考えられました。
するとやはり、氷見の一番の売りは「海」だろう!と言うことになり、
「海なら氷見!」のイメージを定着させた上で、文学、歴史、椿、植物、自然など、
様々な要素を加えていくのがいいのではないか?と話しがまとまりました。
中でも氷見の定置網をはじめとする漁業は世界最高レベルなので、
漁業大学を作ることで、世界と若者に門戸を開こう!とするのは面白かったです。

最後に各グループの発表があり、予定時間をオーバーする熱心なセミナーとなって、
気がつくと窓の外には大雪が降り積もっていたので、僕は帰るのが心配になり、
片付けも手伝わずに、急いで会場を後にして、1時間半の帰路に就きました。
それでもこれで、2月5日の南砺市での開催が、さらに楽しみになりました!