寒いですね~!

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昨日は札幌で、10月としては記録的な雪が降り積もったようですが、
僕の住む富山県立山でも、室堂あたりまで雪が降った模様です。
さすがに南砺市はまだ、山の方でも雪は降りませんでしたが、
二日前までの暖かさはどこへ行ってしまったのか、ともかく寒い。
気象情報としても寒いはずで、人間の体感温度はもっと寒く感じます。

この寒さの中を、音訳ボランティアの打合せやシャキットの会合、
そして夜には、まちづくり条例制作市民会議の検討会があって参加。
動けば動くほど出費だけが嵩むので、なるべく動きたくないけど、
そうも行かずに、昨日は一日中あちこち車で走り回って過ごしました。
家に帰っても寒いだけで、まだ冬の準備もしていませんが・・・

名古屋のCOP10は、自然環境や生物多様性を守る気はないようで、
最重要議題は、産業経済に利用できる生物資源の利権の奪い合いです。
アフリカなどの途上国は、欧米諸国が生物資源から得た利益にたいして、
過去に遡って利益の分配をするように、主張しているわけですが、
うまく利益配分が決まっても、それでは生物多様性は守られません。

かくも産業経済を優先する限り、産業経済で生きている如き人間以外、
次々に大虐殺が展開されても、誰も何も言わなくなってしまうでしょう。
だけど生物の多様性は、全体が複雑に絡み合った循環型の多様であり、
お金にならないものは絶滅しても構わない!というな話ではない。
偏った価値観でしか自然界を見なければ、自然バランスは失われます。

人類の歴史上において、天変地異や異常気象は多々あったでしょうが、
人間の過剰な活動による、高エネルギー廃棄と温室効果による温暖化は、
初めての経験であり、そのツケは未来の子どもたちが背負うでしょう。
人間は慣れの存在だから、どんな異常で過酷な気候も耐えるようになるか?
あるいは新しい科学技術が、失われた自然環境を補ってくれるのか?

そんな漠然とした期待でしか、希望を見出せない社会ではなく、
命を育む自然の循環を大切にして、抑制の利いた産業経済社会を作り、
長く持続可能な、循環型社会を建設することがなぜ出来ないのか?
子どもの頃から競争社会の習いを教え込まれて、稼ぐ美徳を身につけ、
お金にならない命を無視してきたツケが、生物種の絶滅を招いたのでは?

懲りない面々は、必ずしも塀の中にいるわけではないようです。