タカキビとモチアワ

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先日何か野生動物に食い荒らされたタカキビですが、
ご覧の通り、なんとか来年の種は確保できた感じです。
人間の収穫は、作物を根こそぎ取って行ってしまいますが、
動物が食べた場合は、こうして来年の種分は残しておくのか?

でもって動物に食べられたわけでもないのに、モチアワは、
忙しさで収穫時期を逸したら、これだけしか取れませんでした。
せっかく出来た実が、ほとんど地面に落ちてしまったようなのです。
こんなことでは、農に従事するものとしては失格ですね!

せめてもっとちゃんと乾かしたいのですが、この季節の町屋では、
家の中に置いて陽の当たり場所がなく、天日干しがうまくできない。
まあ来年の種にするだけなら、日陰干しでも構わないでしょう。
車を入れてあるスペースの脇で、ひっそりと大ザルに広げてある。

昨日今日と雨も降らなかったので、ほとんど農作業して過ごし、
また新しい畑もお手伝いすることになって、けっこう働きました。
同じ農の従事者でも、営農などの大規模な農業者たちは、
いろんな補助金や保証金をもらって、次々に新しい作付けをし、
そのまま放置して、めでたく大もうけしているとの話も聞きます。

農業をボロボロにするだけの農業政策なら、ない方がいい。
そんな声は、細々と零細な農をしている人たちから聞きますが、
こうした人たちは納める税金も少ないので、政治は取り合わない。
政治家の活動資金ばかりではなく、政治自体がお金勘定になっていて、
お金にならないことには、税金を使いたくなさそうです。

そんな政治には、何も期待することはありませんが、
政治が変わって、地道に働く人の応援をするなら期待もする。
とりあえずはコツコツと食べ物を作って、少しでも自給しながら、
自然の恵みと生まれてきたことに感謝して、暮らしていきます。