「懐かしい未来」勉強会
先の「まちづくり条例市民会議」の前文作成において、
「持続可能な循環型社会」が何のことかわからないと言われ、
採用するしないにかかわらず、知ってもらう必要があると考えて、
昨晩は有志による勉強会を、協働課のスペースを借りて行いました。
「持続可能な循環型社会」が何のことかわからないと言われ、
採用するしないにかかわらず、知ってもらう必要があると考えて、
昨晩は有志による勉強会を、協働課のスペースを借りて行いました。
知ってもらう必要があると考えたことは、二つあります。
一つは、南砺市の将来像は日本や世界の将来像と無関係ではなく、
エコロジカル・フットプリントの観点からも方向転換が必要なこと。
つまり拡大生産型のグローバル経済から、循環型ローカル経済へ、
社会の将来像を方向転換する必要がある!ってことです。
もう一つは、南砺市は新しい社会で豊かな要素がたくさんある。
例えば循環型社会のために、食とエネルギーの自給自立を目指す場合、
南砺市は食料生産に適した、肥沃な里山と河川敷に位置しているし、
水力や風力などの自然エネルギーも、潤沢にある地域なのです。
この二つのことを知った上で、南砺市の将来を考えた場合、
過疎化を心配するどころか、新しい将来像の見本ともなりうる。
すなわち南砺市や砺波市を含む、砺波平野一帯を一つの地域とすれば、
この地域で食とエネルギーの自給を図り、安心安全な地域を作って、
経済拡大による家庭崩壊等のない、持続可能な経済地帯が出来るのです。
そこでまずは「懐かしい未来」のDVDを見てもらい、
エコロジカル・フットプリントの、資料配布と説明も行いました。
出席者は僕を含めて8人でしたが、賛否両論の熱心な議論となって、
やはりこうした知識と議論の必要性を、確認できたと思います。
僕が自然農をやっていることから、宗教的なものを感じて、
こうした勉強会そのものを、嫌がる人もいるようなのですが、
それはもう仕方のないことで、議論さえすれば誤解は解けるのです。
必要がなくなるまで、僕はコツコツと声掛けを続けましょう。