日本の政党政治は

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昨日また桝添要一さんが新党を立ち上げると宣言して、
日本で国会議員を有する政党は、13となるようです。
現在日本にある政党と国会議員数は、以下の通り。

 政党名        衆議院 参議院  計
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民主党     (1998-)  307  116  423
自由民主党  (1955-)  116   75   191
公明党     (1964-)  21    21   42
日本共産党  (1922-)   9    7   16
社会民主党  (1996-)   7   5   12
国民新党    (2005-)  3   6   9
みんなの党  (2009-)   5   1   6
改革クラブ   (2008-)   1   4   5
たちあがれ日本 (2010-)  3   2   5
新党日本    (2005-)   1   1   2
沖縄社会大衆党 (1950-)  0   1   1
新党大地    (2005-)   1   0   1
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さて、これだけいろんな党があって、
一見様々な主張をしているようではありますが、
これらの政党はすべて、有利子通貨を改革する気はなく、
経済拡大よりも、食とエネルギーの自給自立によって、
循環共生型の社会を目指すワケでもなく、
今ある社会構造の権力を握りたいだけに見えます。

みなさん口をそろえて「日本を改革する!」なんて、
耳に心地よいことばかり言いますが、何をしたいのか?
日本から外国軍隊に出ていってもらう主張もなく、
貧富の格差を拡大する金融マネーをやめる気もなく、
原子力発電を止めると明言する政党もなく、
破壊的な経済拡大を循環共生型に修正する気もない。

いったい何が新しいのかちっともわからない、
年金問題やら天下り問題やら郵政問題やら、
もともと自分たちの失政が起こした問題を競い合い、
問題の本質をズレにずらして、煙に巻いている。
このどこに、選択肢を見いだせと言うのでしょうか?

あえて言えば、日本には沖縄・北海道の地域政党を除いて、
政治の選択肢としては、3種類の政党があると言えます。
(1)共産民主主義を掲げる「日本共産党」と、
(2)社会民主主義を掲げる「社会民主党」と、
(3)自由民主主義を掲げるその他の全政党です。
そして長年に渡る(1)(2)の人気の無さを考えると、
国民は自由民主主義を選択していると言えるでしょう。

その代表的な政党である、民主党自民党も信頼が無く、
無党派層の拡大を意識した6つの政党が乱立する。
新政党を立ち上げる人々の熱心さに反比例して、
また日本の迷走が、引き延ばされるだけの感がします。
経済拡大でない、循環共生社会を目指す政治家はいないのか!