子どもの遊び場

イメージ 1
 
農作業をしていたときに、
また小さな子どもが二人来ていました。
2歳になった女の子と、2歳半の男の子です。

この男の子の元気なことと言ったら、
土手の道を一気に50メートルは走っていくし、
田んぼの畦や水路を、無茶苦茶な勢いで走り、
バランスを崩してひっくり返っても、
一人で起きあがって、また走り出していく。

女の子の方は、おとなしく歩き回って、
あまりお母さんから離れません。
女の子がみんなおとなしいわけではないし、
男の子がみんなこんなに走り回るわけではないけど、
やっぱり、男と女は違うなあと思ってしまう。

ここは僕らが自然農をしている田んぼの、
脇にある土手道ですが、このあたりも、
僕らの田畑の周りを除いて除草剤が撒かれます。
そうしたら、子どもたちは遊べなくなって、
公園かどこか安全な場所へ行くしかない。

子育ての環境を整えて!なんて言うけど、
生活の場から、子どもの居場所を次々に奪っておいて、
少子高齢化だから、子どもを増やせ!だなんて。
生まれてくる子供に、大切な自然を残せないなら、
子どもを増やさない方がいいと言っているようなもの。

子どもの環境は、予算で改善できるのではなく、
将来にどのような社会を作っていくかの、
市民の暮らし方に、掛かっているのだと思うのです。