「国際銀行家たちの地球支配/管理のしくみ」

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安部芳裕さんの前作に続く、銀行管理経済の仕組みを暴いた本で、
先月出たばかりの本を書店で見つけたので、すぐに買ってしまいました。
彼は「エンデの遺言」にあるような、金融マネーの問題にいち早く気付き、
本格的な地域通貨レインボーリング”を立ち上げた人ですが、
おカネの仕組みを学ぶ内に、ロスチャイルド家の銀行支配に気付き、
その内容を下記の一冊の本にまとめて、出版しています。

「金融のしくみは全部ロスチャイルドが作った」
去年6月に書いた僕の記事は、↓こちら。
http://blogs.yahoo.co.jp/isop18/59134332.html

今回は、現状の大きな社会問題が銀行家たちによって捏造されたものとし、
それを一つ一つ検証しながら、銀行通貨でない政府発行通貨に言及している。
実は僕も、彼のように細かくチャックしたわけではないけど、
有利子通貨が必然的に持っている問題を、何度もブログに書いてきました。
その上で、政府発行通貨には強い関心を持っていたので、一気に読みました。

彼はまず、現代の4つの危機を、捏造されたものと説明します。
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(1)新型インフルエンザの危機
(2)地球温暖化の危機
(3)テロとの戦いの危機
(4)金融危機
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(1)新型インフルエンザに関しては、母里啓子さんの本を読んでいたので、
去年のマスコミによる脅しのときも、ワクチンを打つ気はありませんでしたが、
政府は「国民のためを思って」とばかりに、膨大な量の購入を決めます。
その大半は使用されることもなく、やがて廃棄されるでしょうが、
「国民の健康のため」と言えば、高額な予算も簡単に通ってしまうのです。
このワクチンは、副作用が起きても製薬会社に責任がない!と言うひどいもので、
何も知らずに踊らされて接種した人の、健康状態が心配です。
 
(2)地球温暖化防止は、鳩山政権の目玉政策の一つでもありますが、
なぜか温暖化防止のために原発が推進されると言う、滅茶苦茶さを見ると、
この原子力産業を進めたいために、温暖化が捏造されたのかも知れないのです。
もちろん様々な人間活動によって、自然環境の悪化はひどいものですが、
それは必ずしもCO2に因るものではなく、地球は温暖化していない可能性も高い。
まして、温暖化以上に危険とも言える原発を推進するなんて、
真面目に環境問題を考えているのかどうかも、疑わしい政策なのです。
 
(3)テロとの戦いに関しては、NY-9.11事件そのものが捏造だったことを、
すでに世界中の多くの人が知って、当時の政権が糾弾され初めてもいる。
ただしこの事件は、膨大な軍事力で世界中を蹂躙している戦争中毒国家が、
そう簡単に認めるはずもなく、今も果てしない戦争が続いています。
多くの人が嘘だとわかっていても、マスコミが決してそれを言わないのは、
この事件以来、言論の自由が無くなってきている証でもあるでしょう。
この捏造によって、世界中で多くの人が殺されているのは、狂気と言えます。
 
(4)そしてまことしやかに叫ばれる、100年に一度の金融危機なんて、
これほどの嘘がまかり通る理由こそが、人間が家畜化した証でしょう。
この銀行制度を利用した、有利子通貨による富の集約は確かに巧妙でしたが、
通貨発行を銀行に任せずに、政府が直接発行すれば解決することで、
それが難しければ、百歩譲って有価証券取引税かトービン税を課せば済みます。
何故やらないかと言えば、利権者たちこそ国の政策決定者だからでしょう。
ここでもマスコミは、問題を気付かせないために役立っているようです。

このように現代の危機の正体を暴きながら、次の章になると、
民主党政治の危うさも指摘して、日本経済再生のノウハウまで言及します。
一方で経済拡大を目指しながら、東アジア共同体を進めることに関しては、
中国の支配を警戒して否定的な見解を説くのですが、この辺になると、
経済拡大の是非などで、いくらか僕とは意見の違うところも出てきます。
僕などは、環境負荷を考えた場合に、拡大しない循環経済を求めるからです。
それでも具体的な、経済再生への手がかりを紹介しているのは参考になります。

特に今回、この本の中で新たに気付かせていただいたのが、
多くの人々が失業していることで、大量の生産力を無駄にしているから、
この人たちが、十分に働いて報酬を得るだけの政府発行の通貨を出しても、
それは決してインフレ材料にはならないと言う、目から鱗の話でした。
実質失業率が9%を超えていると言われる日本で、この人たちが皆働けば、
そして彼ら全員が労働に見合う報酬を得て、経済活動に参加すれば、
日本の経済活動はすぐに、金融利子なしで9%成長すると言うことです。
この成長なら、金融マネーと違って実質生産なのでインフレになりません。

これ以上の詳しい内容は、直接本を読んでみてください。
その上で、またさらなる展開ができれば!と思います。
 

安部芳裕の著書「国際銀行家たちの地球支配/管理のしくみ」は、こちらから。
http://www.amazon.co.jp/gp/product/4199060804?ie=UTF8&tag=isobehon-22