雪だるま♪です~

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山に泊まった翌朝には、快晴の青空が広がりました。
早朝に家の外へ出てみたときは、木々の樹氷がきれいで、
すぐに写真を撮っておけば良かったのに、朝ご飯に呼ばれ、
食事のあとは、昨夜の飲み過ぎで二度寝してしまいました。
おかげで、せっかくの樹氷の写真は撮れませんでしたが、
家の外では、男の子と女の子?が雪だるまを作っていました。

最初は小さかったのに、作り直すたびに大きくしていって、
そのうちお兄さんが、スノーダンプで雪を集めてくれました。
これで大雪だるまの胴体が出来たので、あとは細かい装飾、
手袋で手を作って、木片で口と鼻を作り、目玉はゴム布です。
最初は眉毛もあったのですが、可愛くないので取りやめ、
バケツを帽子にして被せ、マフラーを首に巻いて出来上がり。

こんな大きな雪だるまは、僕自身久しぶりに見た気がします。
僕が子どもの頃には、町中でもたくさんの雪がある年が多くて、
冬の晴れ間は、その雪でいろんなものを作って遊んだのです。
当時は家の裏庭から、さらに遠くの雑木林へ道があって、
そのあたりに、1メートル以上の積雪で雪原が出現すると、
人間が丸々落ちるような、落とし穴を作るのが好きでした。

そんなことを思い出しながら、しばらく雪の散歩をして、
美しい雪の造形が、もう春を思わせるような陽射しを受けて、
キラキラと輝くのを、ゆっくりと見て歩いていました。
この美しさを写真に撮ろうとしても、やっぱりこれは難しい。
清冽な空気の感触や、真逆光のまばゆさがあって初めて感じる、
取り置くことの難しい、ライブ感覚が真情だからでしょう。

ゆっくりお昼に、お餅や自家製パンと野菜炒めなどいただき、
さらにミカンやリンゴをいただいて、家に帰ろうとしたら、
まず車のエンジンが掛からず、バッテリーが切れそうでした。
トラックを横付けしてもらって、なんとかエンジンを掛けて、
走り出してまもなく、道路が雪崩で塞がっている場所があって、
急遽戻って応援を頼み、除雪して、やっと帰宅が出来ました。

山暮らしでは、誰も何も競争しないし、
人は助け合うことで、生きていけるのです。