ハサ掛け、天日干し

イメージ 1

やっぱり稲は、ハサ掛けの天日干しが気持ちいいですね!
晩稲のトヨサトも、ようやく稲刈りが終わって、ハサの上です。
残る稲は、毎年一番遅くなる、みどり米を残すのみとなりました。
これも出来れば、土曜日には刈り終えたいと思っています。

近くを通る、犬を連れたお婆ちゃんたちが、
「あれは古代米だそうだよ!」と立ち話をしています。
この時期になると、ここ以外の田んぼに稲は残っていません。
しかも今では珍しくなったハサ掛けをしているので、
みんな見るとはなしに、のんびり眺めて通っていくのです。

用水路に面した土手には、小さな草の花が群生して、
僕らの自然農田畑の一角だけが、今が秋たけなわの装いです。
ちょうど今週は温かい晴れの日が続き、農作業には打ってつけ。
だけど来週には、一気に寒くなるとの予報だから、
ここは頑張って、少しでも多くのことを今週中にやっておきたい。

トヨサトやミドリ米の生育は、まだ必ずしも十分ではなくて、
出来ればもうしばらく待ちたいけど、それでは寒くなってしまう。
ちょうど、これ以上寒い土地では育たない限界域の稲なのです。
自然のままがいいとすれば、これらの米は砺波では寒すぎるかも。
だけど人が少し手助けすれば、なんとか収穫できるのです。

ゆっくりと成長する晩稲の米を、全部手作業で世話をして、
春に苗床から作って田植えした稲が、こうしてハサ上で日光浴。
その気持ちよさが、そのまんま美味しさに繋がっています。
作物の味わいは、人生の味わいに他なりません♪