自然農講座・今期最終回

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サンタの森を舞台に、5月から6回シリーズで行った、
南砺市学遊塾の「自然農実践講座」が最終回になりました。
今年は初めての場所を使った試みで、難しさもありましたが、
自然農の心は、どのような状況でも対応していくものです。
そのあたりのことを、様々な暮らしをされている皆さんと、
一緒に考えて共有できたことが、一番の成果だったでしょう。

写真上が、今年実際に大豆やタカキビなどを植えた場所で、
ちょっと見た目では、どこに作物があるかわからない中にも、
なんとか収穫が出来て、その食し方の話などもできました。
エゴマとモチアワがうまく育たなかったのが残念ですが、
大豆、黒大豆、小豆などの豆類とタカキビは収穫できました。
ちょうど何ものかの獣が囓った後も、見つかっていたので、
今収穫しないと、また取られるタイミングだったかも。

去年は豆類のほとんどが、獣に食べられてしまったので、
今年も心配したのですが、この程度なら許せる感じですね。
人によってはズッキーニなども良く育っていたようだし、
すでに来年に向けて、ラッキョウを植え付ける人もいました。
僕はまだ収穫には早そうな、鞍掛豆などが残っているので、
10日ほど後に、もう一度様子見と収穫に来るつもりです。

すでに周囲の山々にある広葉樹は、紅葉が始まっており、
次来るころには、辺り一面が美しく彩られているでしょう。
講習に参加していただいたメンバーは、半数がこれで終わり、
中には遠方から来てくれた人もいて、名残惜しい感じです。
そうした人も、また自分の近場で自然農をやって欲しい!
自然農は「食」を考えることで、人の生き方も考えます。
どのように生きるかを、自ら考えられる人になりたいです。

すでに様々なものが過剰になっている現代社会にあって、
僕らは将来の子どもたちに、僕らと同じ幸せをつなぐには、
さらに枯渇資源の消費拡大をしない、方向転換が必要です。
それが循環共生型社会であり、自給自立型社会だと考え、
自らの暮らしも、そうした目標に沿ったものにしたいのです。
また今月末からは、自然農応用講座が始まります。