自衛隊は「戦争をしないための実力組織」

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民主党政権が誕生してから、まだ一週間も経たないのに、
新しい政策が次々に打ち出され、独自外交も始まっています。
この連休中にも、鳩山首相、岡田外相、原口総務相などが、
海外へ飛んで、演説をしたり交渉をしたりと大忙しです。
そして国内に残った大臣たちも、休日返上で頑張って、
新しい政策がニュースになって、日本中を駆けめぐっている。
これだけ政治が政策として活発なことは、珍しいでしょう。

中には、前原さん、亀井さん、福島さんなどのように、
表現が微妙におぼつかない感じで、心配もあるのですが、
それでも各大臣が積極的にメディアの前で発言しているから、
密室政治から、民主政治に変わりつつあることは感じます。
それだけでも、今回の政権交代には大きな意味があったと思う。
さらに今回、様々な大臣の発言の中には嬉しいものがあって、
その一つが22日の夜、北沢防衛大臣の発言でした。

今一番の話題になっている、アフガン軍事作戦の給油中止と、
それに代わる支援策をどうするか?ってことも大切でしょうが、
僕が注目したのは、自衛隊をどう捉えるかってところです。
北沢さんはインタビューに答える中で、自衛隊のことを
「戦争をしないための実力組織」と表現されていたのです。
平和憲法を持つ日本にとって、自衛隊とは何なのか?
これだけ明快に答えた政治家は、自民党には一人もいない。

今も自民党では、相変わらず派閥の領袖が幅を利かせ、
その総代表のような人が党首選挙に立候補したかと思えば、
若手の立候補に対しては、相変わらず口を挟んでいるようです。
この懲りない面々が、いつになれば変わることが出来るのか、
少なくとも、民主党政権で透明化されつつある政治を知れば、
国民は二度と密室政治を選択してはくれないでしょう。
自民党は、何よりもまず政策を透明化することが必要です。

戦争しているところに出会えば、駆けつけてでも参戦したい!
そんな公言をする人物を、党公認の国会議員にしている自民党に、
平和への何も期待したりは出来ませんが、民主党も安心ではない。
アメリカとの対等を考える人の中には、軍事的な独立を訴え、
日本を再軍備する必要を説く人もいることは、事実なのです。
鳩山政権の友愛政治に対しても、様々な批判はありますが、
僕は国民に解放されつつある今の政治を、基本的に支持します。