今年の梅は豊作でした!

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まみあな時代から始めた嬉しい習慣の一つに、
梅摘みから全部手作業する、梅干し作りがあります。
今年もお誘いを受けたので、さっそく梅摘みに行きました。
たくさんの梅木があるお家で、もうすぐ除虫剤を散布する、
その前に、梅干し用の実を採ってしまう算段です。

多種類の梅木があって、毎年どれかは実が多いけど、
今年はどれも実が豊作で、形のいいものがたくさん取れました。
まだ1歳7ヶ月の男の子も、みんなのマネをして梅摘みです。
親子が一緒にやることで、生活習慣が身に付いていくでしょう。
子どもの教育も、おカネではなく時間を掛けてやればいい。

成りのいい木を一本見つければ、たくさんの実があるので、
例年なら1時間ほど掛けて摘むのを、今年は30分で済みました。
摘み取った梅は、昔ながらの“分銅計り”にぶら下げます。
こんな計りも、もうどこにも無いかも知れませんが、
シンプルで壊れにくく、何でも計れるのがいいですね!

このお家も、典型的な散居村に見る屋敷林のある家で、
家の周囲には木立と花が、手入れ良く取り巻いていますが、
残念ながら子どもたちは都会へ出て、老夫婦だけの住まいです。
やがて二人が手入れを出来なくなれば、屋敷林は放置され、
跡取りのない家は、また一つ寂れていくかも知れません。

僕が砺波平野へ戻った頃に、散居村を見直す気運があって、
散居村を守るために、大きな予算が計上されたことがあります。
こうしたおカネは、散居村を維持する補助になれば良かったのに、
何億円も掛けた散居村ミュージアムが一つ出来ました。
そして本物の散居村は、また一歩取り残されていくのです。

ともあれ、梅実は十分に摘み取って薄謝を支払い、
ワゴン車に積んで、そのまま日中は農作業に出掛けました。
梅の相手を出来るのは、二三日後の雨予報の日になるでしょう。
しばらくは、家の中に、梅の香りが漂います・・・