エコ甲子園

イメージ 1

たまたま、午後の中途半端な時間帯に、食事をしていて、
なにげなくテレビを見たら、興味深い番組をやっていました。
見たのはチューリップテレビでしたが、調べてみると、
製作したのは朝日放送で、去年の年末に放送されています。
それは「エコ甲子園」と言う名の番組で、全国各地の高校生が、
自分たちの地域に根ざした、エコ活動の取組を紹介するものでした。

僕が見たのは、神奈川県の相原高校で取り組まれていた、
「残飯リサイクルプロジェクト」ほか、5つの試みでしたが、
番組全体では7つの試みが紹介されていたようですね。
調べた番組サイトに、簡単な内容紹介がありました。

○ 北海道 「標茶高校」    :釧路湿原再生化プロジェクト
○ 東京都 「品川エトワール女子高」:廃油再利用プロジェクト
○ 神奈川県「相原高校」    :残飯リサイクルプロジェクト
京都府 「北桑田高校」      :森林再生プロジェクト
○ 長野県 「富士見高校」   :ホタルの里再生プロジェクト
岡山県 「笠岡工業高校」 :紙くずリサイクルプロジェクト
○ 鹿児島県「串良商業高校」:不要な傘リサイクルプロジェクト

(※番組で紹介された順番ではないようです)

その中でもっとも興味深かったのが、紙くずリサイクルです。
これは笠岡工業高校の他に、同じ岡山県下の笠岡商業高校、
井原高校、岡山龍谷高校の4高校が参加したプロジェクトで、
それぞれが自分たちの得意分野で参加して、協働していたのです。

具体的には、学校で使われる紙類をゴミにしないで再生するのですが、
工業科の生徒は、紙を機械で細かく繊維状にして凝固させ植木鉢を作る。
農業科の生徒は、その中に植える花を育てて植え付ける。
生活科の生徒は、植木鉢を装飾して鉢植え花の体裁を整える。
商業科の生徒は、それをイベントに展示即売する。
(※メモをしていないので、学科の名前は正確ではありません)
こうして得た売上は、福祉活動に寄付されているとのことでした。

これこそ生きた教育でしょうし、生徒たちも楽しんでいます。
富山の高校でも、すでに環境保護活動が意識化されていることは、
アースディの記事に中で、いくつか紹介しておきましたが、
こうした横の繋がりをネットすることで、さらに意識も深まります。
先輩が後輩に教えることも学べるし、他校との交流も楽しいでしょう。
さらにマスコミが紹介することで、活動に活気も出ると思うのです。

どうやら、富山県には朝日放送系列のテレビ局がないために、
本来TBS系列のチューリップテレビが、取り上げたようですが、
こうした番組なら、系列を超えてもっとオンエアして欲しいものです。
まずはチューリップテレビの番組編成に感謝です!