やっぱり環境問題です

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昨日のイソップ通信には、4,600人という、
僕にとっては記録的に、大勢の人が訪れてくれました。
こんな数字は、先の参議院選挙のときに、
安倍首相の選挙違反を写真紹介して以来のことです。
どうやら今回は、小沢さん辞任のことを書いた記事に、
多くの人が関心を持ってくれたのが、理由なのでしょう。

この勢いで人が来てくれる間に、何を記事にしようかと考え、
そこで何よりも一番、大勢の人に伝えたいと思ったのが、
やっぱり環境問題の重要さだと思ったので、これを書きます。
と言っても、取って付けて書くわけではありません。
僕はこのブログで、特に“環境問題”を分けていませんが、
それは、人として生きる限り、自然環境は命の基本なので、
何の記事を書くにしても、環境問題と無関係ではないからです。

先日の「アースディとやま2009」のトークコロシアムでも、
工業高校の生徒たちが、農薬による水資源の汚染を憂慮し、
「農薬を使わない農業が出来ないのか?」との問い掛けに対して、
マスコミや政治家の言葉を鵜呑みにしたような返事がありました。
「環境も大切だけど、経済との両立が必要だ!」ですって?
いったいどこまで自分で考えて、本気で言っているのか?

もう、何度でも言いましょう!

「百年に一度の経済不況がどうなろうと金融機関が潰れようと、
 健全な自然環境さえあれば、人類はどのようにでも生きられる。
 だけど一万年に一度の自然環境の危機を放置して破壊すれば、
 濡れ手に粟の大金を持とうと莫大な資産を手に入れようと、
 全人類の次世代は、今までのように生き延びることは困難になる」

こんな簡単なことから導き出される政治社会の最重要課題は、
今ならまだ、なんとか間に合うかも知れないこの時点で、
拡大消費経済から循環共生経済に転換し、自給自立を目指す!
それは個々人の自給自立であり、地域社会の自給自立であり、
国家やインターナショナル、引いては人類の自給自立なのです。
その上で弱い人々を手助けするのが、政治ってものでしょう。

市民の政治参画プロジェクトに参加するようになったのも、
まちづくりNPO「Nプロ」に参加しているのも、
そして自然農に挑戦し続けているのも、同じ理由なのです。

今日の写真は、同じ砺波平野出身の映画監督・鎌仲ひとみさんが、
世界中に増えている被曝者を扱った「HIBAKUSYA」のあと、
原発に潜む、政治経済の陰を探った「六ヶ所村ラブソディ」に続き、
現在制作中の、新しい希望を探る「ミツバチの羽音と地球の回転」。
http://888earth.net/index.html
この長編映画にむけて、現在「ぶんぶん通信」が公開されているので、
僕らはこれを身近に連続上映させながら、市民レベルで環境を考えます。

僕らが生きているこの社会は、特定少数の人のためのものではなく、
命を持って生まれてきた、すべての人のためのものなのです。
政治権力、軍事力、経済力などの強い力が、何のためにあるかと言えば、
それは力ない人々を放置せずに、助け合うためでしかないのです。
他の目的で力を行使することに、人間としての喜びなどあり得ません。