アースディ富山 2009

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今年も「アースディ富山」に行ってきました。
内容の詳細は、公式ホームページを見てください。
http://earthday-toyama.org/

でもって、25・26日の様々なイベントの中から、
トークコロシアムが面白そうだったので、
25日は、13時から19時まで、
KNBの入船別館に、ずっといました。

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○13:00~15:30「食の安全・安心と環境・健康」
 食と健康と環境、地産地消、食育について、

 岩崎敬さん(NPOグリーンアーツ利賀)
 許鳳浩さん(富山大学和漢医薬学総合研究所)
 渡邊美和子さん(生活協同組合CO・OPとやま)
 高本一恵さん(JA富山県女性組織協議会)

岩崎さんから、地球温暖化が3℃上がれば、
地球環境がどれほど激変するかのお話で、
許さんからは、未病を切り口とした観点から、
環境と人間の異変グレイゾーンのお話。
渡邊さんからは、安さを求めて車で走るのでなく、
身近にある食材の魅力に商品価値を求める。
高本さんからは、休耕田がもたらす水環境の悪化など、
農業が担う環境保全の役割の話などがありました。

とここから会場参加者とのトークになるのですが、
富山県立中央農業高等学校の室井康志教諭が飛び入りで、
現在学校で挑戦されている、米糠やヘアリーベッチを使った、
不耕起無農薬栽培による米のお話が、実に興味深かったです。
僕らの自然農にも適しているかも知れないと考え、
室井先生から、トーク時間後に直接お話をうかがい、
後日教えをいただくために、名刺をもらいました。

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○16:30~19:00 スプリングサイクル2009
 「こうしていかんまいけ、富山の交通システム」
 自転車によるまちづくり~金沢・高岡・富山がテーマ。

 まず活動発表:
 「自転車de地域デザインin高岡」山下久美子(Nプロ)
 そのあと、パネルシンポジュウムには、
 三国千秋(北陸大学)教授、森雅志富山市長、
 さらに富山地鉄の辻川徹さんが参加されました。

山下さんからの、高岡市でのNプロの活動報告は、
同じNプロ会員として、何度も聞いた話ではありますが、
回を重ねて、要点をうまく話されていた気がします。
三国さんからは、金沢市での自転車道確保のために、
バスレーンを自転車にも解放した話が興味深かったです。
辻川さんからは、富山地鉄の利便性を高めることで、
大幅に客を増やすことが出来た挑戦的なお話。
森市長からは、ライトレールのざっくばらんな裏話と、
財政を使うには、市民の意志が大切だとの呼びかけでした。

このあと会場参加者とのやりとりが活発にあって、
特に、森市長と三国教授は、よくおしゃべりになるので、
他の参加者は、しばしば発言を横取りされていました。
実は僕も、「道路とは何か」を問いただすことで、
移動手段としての道路ばかりでなく、生活空間として、
目的地としての道路の話をしたかったのですが、
話の流れは、自転車を含めた乗り物の話に終始したので、
今回は、発言を控えておきました。

僕は言いたいこともたくさんあるのですが、
多くの人とは考えることがずれていることが多いので、
公共の場では、まず人の話を聞くことに重点を置いています。
その上で、発言する必要を感じたときには手を上げますが、
活発な意見が飛び交っているときは、大概静かにしています。

長々と報告を書いてしまいましたが、
25・26日は雨の予報で、朝から今も雨が降り続いています。
この雨の中で、屋外での活動も決行されているスタッフの皆さん、
あと一日、無事にアースディを終えられますよう、祈ります。

お疲れさまでしたぁ~!