富山三区の選挙は?

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先日の相本芳彦候補に次いで、柴田巧候補との意見交換会です。
同じ衆議院富山三区の中で、与党系の立候補予定者は3人いますが、
その中では、柴田さんは以前に市民活動をされていた人ですので、
シャキット・メンバーの繋がりから、話を聞いてほしいと連絡があり、
それなら是非意見交換をしましょう!と言うことになったのです。
ただし僕としては、県議会ネットで呼びかけても参加されなかったので、
自分に都合のいいときだけ出てくる人?ってイメージは否めません。

定刻少し前に、柴田さんほか全員集まったので、話し合い開始です。
まず本人から、今まで県議会議員として活動してきた中で無力を感じ、
県レベルで起きている問題の根源は、国政の問題にあるのだから
これを改めて人々の暮らしを良くしたい!と気持ちを話されました。
そのあと、シャキットの政治参画のメンバーが次々に質問して、
富山県の医療現場での、全国比でも劣悪な労働環境の問題であるとか、
原発に対してどんな考えを持っているか?など答えていただきました。

僕はその答え方を聞きながら、柴田さんの考え方を探っていたのですが、
基本的には与党寄りの無所属スタンスのようで、自民党の考えに沿って、
百年に一度の大改革が必要だとして、天下りや渡りの官僚の問題や、
国会の議員定数を減らすことによる経費削減などをやるという話です。
だけど正直言って、この百年の何が?改革を必要とされるのかが見えない。
戦後の民主政治でも、官僚制度が旧態然と実権を握っている!としても、
それならこの現実をどうしたいのか、どのように実現するのか?

様子が掴めたところで、ブログ投票で見えてきた疑問を聞きました。
それは、個人がどんなに立派な政治信条を持って立候補し、当選をしても、
政党政治に組み込まれれば、巨大な利権で強大な力の実力者に逆らえるのか?
結局は大きな力に飲み込まれるだけではないのか? そうでないとしたら?
この巨大な利権や金力に屈せずに政策を実現する術はあるのか?聞きました。
この質問に対しては、政界の再編を含む流動的な改革によって実現する!
ような話で、残念ながら目新しい希望に繋がるものは感じませんでした。

そもそも百年に一度の改革が何を目指すかのところで、多くの政治家は、
有権者へのアピールを重んじて、景気を良くすることを公約にします。
しかしこの百年を見れば、経済拡大がすでに弊害を生みだしているのだから、
経済を拡大しない、循環共生する、自給自立型の社会へ転換する必要がある!
したがって、景気対策よりも産業構造の循環型への転換が必要であり、
膨大な軍事力を使って、海外からのエネルギー資源を確保するのではなく、
その費用を社会のセーフティネットに回して、安心安全を作ってはどうか?

せめてこうした次の世代に繋げるような提案や考えを聞きたかったのですが、
これは!と思うような、注目に値する話は聞けなかったような気がします。
とは言っても、この感想はあくまでも僕個人の価値観によるのであって、
こんな突っ込んだ話を、皆さんが望んでいたわけでないのも事実でしょう。
ただ次の選挙では、柴田さんの他に自民党の公認候補が出るのであれば、
今日の話の内容だけでは、公認候補を上回る「何か」を感じるのは難しい!
現実は野党統一候補の相本さんと、与党公認の○さんの一騎打ちでは?


写真は、
南北に繋がらない高岡のコンパクトシティ化を象徴する万葉線のライトレールです。