おカネの問題?

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日本政府の経済政策は、800兆円の負債を抱えて、
解決策は増税しか示せない、お粗末な破産に近い状態です。
その理由がまた、自作自演の金融破綻というのですから、
客観的に見れば、とうてい信用できる話ではありません。
だけどマスコミ報道を見ていると、話は何故かあべこべで、
他人事のようなサブプライムに端を発した金融危機によって、
アメリカの経済運営の失敗が、日本に影響していると言う。
政府は自ら失敗を認めなければ失敗でない!と思うようです。

ここへ来てまた新たな問題が、失業による雇用弱者で、
非正規従業員の収入では、生活を維持するのも苦しいとか。
それさえ維持が困難で、ワークシェアも広がっているようです。
社会的なセーフティネットの必要性が、ようやく叫ばれてもいる。
そうかと思えば、総人口の1%にも満たない人が富を牛耳り、
そんな金融システムを作った、ロスチャイルド一派の影には、
シオニストや秘密結社による世界征服などもささやかれている。
たしかに今の経済金融システムは、彼らが作ったものですからね。

この現状には、二重三重のエッシャー風トリックがあって、
多くの人は金融経済システムの罠の中で、世界を観ていますが、
一歩離れてみれば、多様な視点の一つでしかないことがわかる。
すなわち人々は、必ずしも金融経済システムの罠に陥らなくても、
そうでない社会システムがあるのに、無意識に選択している。
経済優良企業を目指す学校教育や、スポンサー理念のマスコミや、
生活のあらゆる周辺に満ちあふれた経済利益志向によって、
お金があれば幸せになると、思い込むところが問題なのです。

こうした状況は人類の長い歴史から見れば、不変のことでなく、
たしかにロスチャイルド一派やシオニストが暗躍を始めた、
戦後の60年に顕著であり、特に米国の関わりは深いでしょう。
その影響が日本にも及んでいることは確かですが、幸いにも、
ヨーロッパと同じように、日本にはそれ以前に先進国となれた、
多くの文化的、思想的な資産があって、この日本社会にとって、
必ずしも金融経済システムが社会価値でなくていい、土台がある。
これを再確認して活かせるかどうかが、大切な分岐点になります。

しかしまあ、今の知的階級を含めた社会的指導者の人たちは、
ほとんどすべて、金融経済システムの踏み絵を踏んだ人ですから、
彼らが社会を変えてくれると思うのは、やめた方がいいでしょう。
むしろ今まで見向きもされなかったような、被差別無視層から、
新しい思想の(実はただ忘れられていただけの)リーダーが出る。
そんなふうに考える方が、長い歴史観からは自然に思われます。
この数年に、社会は大きくその価値観を変えようとしていますが、
真に価値ある変革をするには、寄って立つところが大切です。