麻生内閣って何?

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どうせ衆議院選挙用の、顔見せ広告内閣とわかっていても、
閣僚にこれだけあからさまな、仲良し盟友や世襲議員が多いと、
各大臣の就任挨拶も型どおりとわかるから、聞く気にもなれない。
それでもこうして顔見せをしておけば、大臣の肩書きも付いて、
来る解散総選挙では、やんやの喝采を受けるのでしょうか。

失言以外に何をしたのかわからない、麻生応援団の大臣や、
お忍びデートと結婚しか話題にならなかった看板娘の登用など、
さらにはまたこの国を戦争に導きたい最右翼が出てきている。
麻生さんは強い日本を作りたいそうですが、その強さって、
相変わらず軍事力と経済力以外のことは、考えられないのか?

僕が思う国の強さとは、食とエネルギーの自給度が根幹で、
アメリカ型のグローバル経済で利益を得ようとした国は、
ことごとく国内に、格差と不協和音を生みだしているのです。
食とエネルギーを海外に依存した国が軍事力を強化すれば、
いずれ自国の利益を守るために、持てる軍隊を使いたくなる。

そうではない、未来の価値観でこれからの社会を考えるなら、
まずは自らが、他者に迷惑をかけない思想と生活を持つことで、
将来のあるべき平和で豊かな暮らしを、実践的に示す必要がある。
日本人の勤勉さや器用さで、技術利用をそちらに向けるなら、
未来世界で市民社会のリーダーにもなれる力があるのです。

悲しいかな今、この国の政治は政治家も官僚もボロボロで、
叩けばホコリが出るどころか、叩くと崩壊してしまいそうです。
だけど民主党の小沢代表が「政治は生活です」と言うように、
社会の有り様は、政治によって決まると言ってもいいでしょう。
政治を正さなければ、社会の不安や安全は解消しません。

もちろん、民主党になれば問題が解決するわけではないですが、
このあまりにもひどい、自民党の馴れ合い政治は困るのです。
今回の内閣の顔ぶれを見るにつけても、これは選挙の広告塔です。
どうせ広告塔なら、早く総選挙をして民意を問うてください。
それでも麻生政権が支持されるなら、それまでとあきらめます。