アースディとやま2008

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今年の「アースディとやま」は富山大学のキャンパス内でした。
主催者の中には、例年通りの河内さんや本田さんの他に、
一緒に自然農をやっている昌ちゃん(みどり共同購入会)がいて、
フリマに何か出さないかと誘われ、テーブルを一つ出しました。
僕一人では出さなかったでしょうが、玄米を使ったクッキーなど、
自然食を上手に活かす女性が、一緒に参加したいと言ったことや、
トークゲストに鎌仲監督が来られるので、話も聞きたかったのです。

困ったのは、朝の9時半までに会場へ入るように言われたことで、
前日は外が暗くなる7時過ぎまで、農作業をしていたこともあって、
どうにも疲れていて、満足な出品準備が出来なかったのです。
サンタの森で使った、販売用の古代米も回収してなかったので、
急遽残っていた古代米を、販売用に袋に分けて準備しました。
その他に、食べ物が売れることはわかっていたので、少しでも、
何か出せるものをと考えて、古代米入りのおにぎりを作りました。

これらの作業を、古代米の袋分けは夜の12時までかけてやり、
おにぎりは朝の6時半から作ったので、疲れている上に寝不足です。
それでも、この先一週間も梅雨入りの気配がないようなので、
まだしばらくは、田植えを続けるのに支障もなさそうで、
たまにはこうした気分転換も、やった方がきっと元気も出ます。
8時には準備を済ませて、途中でもう一人と合流して富山大学へ。
9時過ぎには会場に乗り入れて、10時までには出店を整えました。

オープンしてすぐ、黒米が二袋とおにぎり売れたのをきっかけに、
玄米を使ったクッキーなども次々に売れて、1時間で品薄です。
そこへもう一人、市内に住む自然農仲間が参加してくれることになり、
味噌や梅干し、平黒大豆などを持ってきて、袋に入れて並べました。
これも次々に売れて、ディスプレーに置いたレタスやタマネギまで、
買おうとする人が現れて、充実したフリマになりました。
ついでに置いておいた、読み終わった本なども何冊かうれました!

さて富山まで来たもう一つのお目当て、鎌仲さんのトークですが、
黒田講堂ホールのシンポジュウムは、人の入りがあまりに少なくて、
パネリスト三人(鎌仲ひとみさん、上田昌文さん、yaeさん)には、
申し訳ないような気もしましたが、内容は聞き応えがありました。
三人とも次々に話を繋ぐので、コーディネーターの本田さんは、
最初と最後以外は、ほとんど出番がないくらいに話が弾んだのです。
そこで浮かび上がったのは、新しく動き出した市民層の価値観でした。

シンポジュウムの後、すぐに分科会があったのでそこにも参加。
鎌仲さんの教室には、映画で懇意な大島さん他知り合いも多くて、
県内広いはずなのに、まだ特定の人しか関心を持っていないのが残念。
それでも、自民党河野太郎さんの原子力燃料再処理の反対運動や、
このところ新しく見えてきた、日本の百人以上の国会議員による、
核武装容認への動きなど、新しい情報を数多く聞くことができました。
参加者は十数人でしたが、活発な意見交換になっていたと思います。

フリマに戻ると、外は半袖では肌寒いくらいの気温になっていて、
まだイベント自体は終了時間前でしたが、早めにお店を片付けました。
石黒家や森家の人たちとも会って、楽しい一日になりましたけど、
せっかっくのこうした大きなイベントも、相変わらず同じ顔ぶれが多く、
新しい人たちへは、なかなか声が届いていないことがうかがえます。
鎌仲さんも、知ることによって市民が変わることを実感されていて、
それが今度の「六ヶ所村通信 №4」のテーマでもあるようでした。

日暮れて家に帰り、今日は自分用に作ったおにぎりまで売ったので、
ほとんど食事もしていない状態で、お腹が空いて食事をしたら、
その時点で疲れがドッと出てきて、倒れるように眠ってしまいました。
yaeさんの話ではないけど、人間(食べる)と(生きる)は同じことで、
食欲がなくなったら、それは「死」を意味すると感じているのですが、
僕は今のところ、まだまだ生きるようで、食欲は旺盛にあるようです。
長い一日でしたが、充実して気持ちよく倒れ込んだ日でもありました。