南西の強風

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昨夜から暖かい強風が吹き始めて、今朝目が覚めた時点でも続いていました。
例年ならもっと早い4月上旬に吹く、いわゆる井波風と呼ばれる春の嵐に似て、
明らかに温度の高い強風が、町の上空に音を立てて吹きすさんでいるのです。
僕は胡瓜やズッキーニなどの苗ポットを、外に出しておいたのが気になり、
食事も取らずに畑へ行って、ついでに何本かの苗は地面に移植を済ませました。
予報では今夜にも雨が降ることになっているので、ちょうどいいタイミングです。

これで現在畑に植わっているのは、茄子、ズッキーニ、カボチャ、ニンニク、
アサツキ、エゴマ、エンドウ、コマツナ、ラッキョ、トウモロコシ、唐辛子、
オクラ、ピーマン、大根、人参、そら豆、ジャガイモ、里芋、インゲン、トマト、
胡瓜、大麦、レタス、タマネギ、ラディッシュと、大賑わいになりました。
このあと、サツマイモ、小豆、鞍掛豆、ツルムラサキなども植える予定です。
大豆と青大豆は、昨日のうちにサンタの森で、半分だけ植えてきました。

今収穫できるものとしては、ニンニクの花芽やエンドウ豆、大根の間引き菜、
レタスやアサツキなんかも、少しずつ取って食べつつけられるのがありがたい。
その年ごと、畑の畝ごとにさえ、良く育つ作物とそうでない作物があって、
今年は、人参、大根、エンドウ豆、トウモロコシ等が順調に育っているのに、
ラディッシュ、里芋、タマネギなどの生育は、あまり良い状態ではありません。
今日はまた畑の中で、今年初めて、大きなシマヘビにも出会いました。

強風でしなるエンドウ豆の支柱を補強して、ズッキーニやカボチャに水をやり、
今日を含めて最近移植した野菜には、たっぷりと水遣りもしておきました。
周囲の田んぼでは、大型機械を駆使した田植えが着々と進んでいますが、
僕らの自然農では、田植えは早くて今月末、たぶん6月上旬の作業になります。
お昼近い時間に少し陽射しも出ていましたが、強風は止みそうにありません。
作業を終えて帰るとき、庄川大橋では、突風でハンドルを取られるほどでした。

御飯も食べずに朝から農作業をして家に帰り、食事をして休んでいたら、
この数日の疲れもあって、眠くなってしまい、しばらくベッドで休みました。
さっき目が覚めたのは、ヒューヒューと唸る風の音に起こされたからです。
井波は確かに風の強い地域ですが、この嵐のような強風は止みそうにないまま、
ミャンマーのサイクロンや、四川大地震などの、自然災害を連想させます。
台風4号が近づいているとも聞いているから、また様々な被害が心配です。

過去と同じような台風が、過去と同じように日本に近づいてくる場合に、
近海の海水温が上昇していることによって、台風はなかなか勢力が衰えません。
場合によっては、日本に近づいて勢力を増すケースもあると思われるのです。
今や世界は急速な自然環境の悪化によって、未曾有の危機にあると思われるのに、
今までと同じ経済拡大を求める政治家が幅を利かせて、政策を推し進めている。
今年の総選挙の争点は、政党よりも政治家の価値観を見て投票したいものです。