重なるイベント

この春から関わっているサンタの森で、
連休の3日、4日、5日と「そば祭り」をやる!
と言うので、僕も手伝うことにしています。
2日はその準備で、国道沿いに看板や旗を立てて、
会場にテントを設営、事前の準備を終えました。

実はこの時期、いわゆる大型連休に合わせて、
この近隣でも様々なイベントが企画されています。
中でも自分の町内が参加している、町の祭りは、
歴史が古いこともあって、大切にされている。
それはいいことだと思うけど、僕は参加していない。

こうした古い祭りは、決まり事も多くて難しく、
自由な裁量が何もないイベントと言えるでしょう。
参加しようと思えば、部品になるしかないので、
自由な発想で工夫するのが好きな僕としては、
あまり興味を持てないのが、正直なところなのです。

古い祭りは、その町の文化財みたいなもので、
帰郷して間もない頃、近隣の祭りを見て回りました。
それぞれに興味深いけど、何度も見たいとも思わない。
僕は余所者でしかないし、これは町内の祭りでもそう、
生活実感としての、自分の祭りにならないのです。

その点、新しいイベントの企画というのは、
これからの生活に何が求められるかを感じ取って、
その需要にあった企画を考えて楽しむことができる。
現に僕は、サンタの森の企画に自然農を組み込みたい。
今年は多くは無理でも、来年へ向けての準備です。

こうなると、ただ文化財保護のようなお祭りや、
珍しいだけの近隣のお祭りも、興味が薄れてしまって、
町内での祭りの世話役がどうのこうのと言われても、
あまり実感がなく、関心を持てないのが本音です。
否定もしないけど、積極的な関心もないのです。

だけど、なにしろ町内で行われるお祭りなので、
笛の音や太鼓の音が聞こえてきて、雰囲気はある。
そして、加わっていない自分が後ろめたくもあります。
別に何か悪いことをしているわけでもないと思うけど、
これがまあ、近所づきあいの難しいところです。