映画de地域づくりフォーラム

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10日は富山でシンポジュウムに参加された柳明菜監督が、
11日は高岡で「映画de地域づくりフォーラム」に参加されました。
これはNPO法人「Nプロジェクトひと・みち・まち」の、
発会記念イベントとして催されたフォーラムのプログラムで、
富山県知事、高岡市長、国土交通省からも来賓を迎えたイベントでした。

発会式のあと「今日という日が最後なら、」の上映があって、
それから柳監督の、映画作りにまつわる貴重な体験話を聞きました。
映画上映時の会場は、最前の2列以外はほぼ満席に近い状態で、
あとで見せていただいたアンケートの反応も、なかなか良いものでした。
八丈島地域興しの映画なので、今日のイベントに相応しかったですね!
その後の監督を交えたトークトークも、会場とのやりとりがよかったです。

映画の内容については、初夏に東京でのロードショーも決まったとのことで、
僕自身は、物語のテンポや色遣い、音使いなどにセンスの良さを感じた!
とだけコメントして、それ以上の内容には触れないでおきましょう。
それでもきっと、今年の日本映画界の話題になることは間違いありません。
この映画には何か、今までにはなかった新しいものを含んでいるのです。
大学在学中に映画作りを始めた、一人の若い女性の生き方自体が輝くのです。

「自分が一歩踏み出せば、そこから世界は変わり始める」

柳監督が繰り返しお話しされた、この自分に言い聞かせるフレーズは、
かならずしも新しいものではないし、僕らも長らく心掛けてきたものです。
だけど彼女の映画と生き方には、僕らにはない「+アルファ」があるのです。
それが何かは、とてもデリケートなことなので、今は言葉にはできません。
ただ感じ取る人には、すぐに伝わる、時代性も兼ね備えているのです。
二作目が作れない映画作家が多い中で、彼女はきっと作り続けるでしょう。

イベント終了後は、今日こそすぐに帰宅するつもりでいたのですが、
会場とのやりとりの中で、東京からツアー参加していた高岡出身の女性が、
今度は高岡へ、東京の若者を連れてくるツアー企画をする!と表明しました。
昨日のイベントは富山市が中心だったので、今度は高岡というわけです。
この女性は、昨日の懇親会で僕が個人的にも話しをした女性だったので、
この話しは是非育てたいと思い、イベント終了後の集まりにも参加しました。

柳監督とこの女性と僕と、NPOの世話役とで10人の会食です。
大勢人がいると、ついつい遠慮して話を聞いているだけの僕ですが、
待ち時間やら移動時間やら、僕からもいろいろ話を聞くことができました。
若い人は、自分の気持ちに戸惑いながらも、何かしたい!情熱をもっている。
それを応援するには、僕ら自身も自分で一歩を踏み出さなくちゃならない。
その多くは、若い人のエネルギーを活かせる環境を作ってあげるだけでいい。
あとは彼女たちが、自然と育っていくのを楽しめばいいだけだと思うのです。

年は違っても、同じ時代に同じ価値観を共有して生きていると感じられる。
それが嬉しくて、柳監督とはミーハー写真を一緒に取らせていただきました♪