高岡市「協働」の行方

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市民の政治参画プロジェクトの一環として、
土曜日の「国会ネット」に引き続き、月曜日には、
高岡市議会ネット」が開催されました。
今回参加していただけたのは、三人の市議会議員と、
十人余りの関心を持つ市民の人たちでした。

テーマは「これからのまちづくり」と「協働のルール」
これは10月のシャキット・ワークの話し合いの中で、
今後継続して話し合いましょう!としていた内容です。

まず、まちづくりに関して、前回に引き続き、
高岡市は車中心の道路改善事業ばかりしていないで、
すでに多くの市民から希望として出ているところの、
「車に頼らなくても安心して暮らせるまちづくり」を、
早く具体的な検討に入って欲しい!と話が始まりました。

そもそも、市民からこうした要望が出ているのに、
なぜ具体的な政策になると、車中心の行政になるのか?
との問いに対して、具体案を決める時は様々な要求の中から、
補助金の出るものを選んで立案しているのが実情との返事。
これでは10年後20年後の市民生活を見据えてはいません。

それではどうして、いつまでたってもこんな立案になるのか?
ってところで、やはり市民が参画する協働が必要だって話です。
去年、高岡市の協働ルールをまとめた委員もいましたので、
その後の協働の進み具合を聞きましたら、何も進んでいない!
と言うので、あらためてビックリして、議員にも聞きましたら、
どうやら議員も不審に思うくらい、事態は進展していない。

進展しない理由は、具体的にいくつかあるようですが、
特に大切な鍵と思われる「企画段階」と「評価段階」において、
制作過程が不透明で、市民の意見がまったく反映されていない。
これでは、誰かが決めたことをボランティアで手伝うだけで、
民主主義の協働になっていないことが明らかになりました。

去年の暮れに、せっかくまとめ上げられた、高岡市の、
「市民と行政の協働のルールが」活かされていないのです。

これでは、今までの積み上げが意味をなくしますので、
議員の方には会派を超えて、この事実を問題として取り上げ、
できれば市議会でも正式に質問して欲しい!と要望しました。
その上で、次のステップに進むための要請さえあれば、
僕らはいかようにでも協力する気持ちがあると言うことです。

三人の議員は、そうした考えの転換を必要と認識されながらも、
具体的には、行政を動かすのが難しいと説明されておりました。
それは僕らも承知した上で、だから協働ルールを作ったのだから、
このルールを条例化するくらいの覚悟を見せていただきたい。
ここが市政史の転換点になる大事なポイントだと話しました。

さて気が付けば、せっかくまとめ上げられた高岡市の協働ルール、
その後の一年間は、まるで休眠したように進展が見えません。
企画段階、評価段階からの参画は、どこへ行ってしまったのか!
来年こそ、高岡市政に輝かしい1頁を刻んで欲しいと思うのですが
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